ゆっくりがいっぱい

2008/12/17(水)21:02

園長先生からのメッセージ

幼稚園のこと。。年少(20)

りおんが通っている幼稚園の園長先生は、お寺の住職さんでもあります。 4ヶ月に一度、園長先生がA4サイズの両面にびっしりかかれた、"ハーモニー”と題したコラムを渡して下さいます。 私はこのコラムが届くのが待ち遠しいです^^ 本日届いたコラムを読んで心にくるものがありましたので、勝手に(笑)ここにUPしたいと思います^^ (関係者の方がご覧になっても、大目みて下さいね!) ****************************  子供から学ぶ「仲間」のちから 日常の園生活の中でよくある光景ですが、朝玄関で出会った女の子同士が、まるで何年ぶりかに会った友達のように髪をさわったり、ハグをして喜び合う姿を見かけることがあります。 ほんとうは昨日も仲良く遊んでいるのですが。 そんな場面を見ると「やっぱりこどもは友達が一番いいんだ。」と強く感じます。 こんなふうに子供達が惹かれあう様子を見ることが、私は大好きです。 その情景に人間の基点と希望を感じるからで、決して大げさな表現ではありません。 もちろん私だけではなく、誰もがこの場面に出くわせば同じ気持ちになり、とても幸せな気持ちになって思わずほほえむでしょう。 それはきっと、人と人とのつながり一緒にいることが人間にとって特別うれしいことなんだという減点を、子供達が見せてくれるからに違いありません。 「かかわりの薄れた社会」といわれるようになって久しいのですが、仲間を求め出会いを喜び仲間を大事に思う気持ちは、大きな子供や大人たち、小さな子供たちとほとんど同じではないでしょうか。 でもメディアからは携帯などを使った学校でのいじめなど最悪のケースなども日々報道されています。 大人はそのことをどう考えるか問われているのでしょう。 私は悲しいそれらのニュースのうしろに 「友達が大事なんだよ、友達がほしいんだよ。」 という子供たちの悲痛の叫びを感じます。 子供たちは仲間はずれにされたくないために、メールを止められなくなったり、いじめの加担者になってしまったりということはよく言われることです。 「いじめの連帯感にとりつかれる。」という若い人の体験的な言葉を聞いた事もあります。 そんな形でしか仲間意識を確かめられない生活は、なんとも悲惨です。 子供達のこの現実に、私たち大人は本気で向き合わなくてはならないですし、仲間と一緒に過す安心感や喜びを子供たちの社会に取り戻せるか、個別の競争関係ではない暮らしをどう目指すかが大切なのだと考えます。 振り返って考えてみますと、子供たちは仲間と群れ、時にはけんかをして、そして次の日には何もなかったかのように遊び、幼稚園時代にこそ子供たちの本当の生活が残っています。 子供たちの仲間作りは大人の無用なかかわりを避け、そっと見守ることが必要なことだと考えます。 俗に言われる「子どものけんか(遊び)に大人がでるな」ということでしょうか。 そして、小中学生になっても、子供たちのコミュニケーションのあり方を社会で考える必要があると思います。 たとえば、小中学生の子供たちに携帯はほんとうに必要でしょうか? **************************** こんなお考えの園長先生がいるこの幼稚園。 以前にも書きましたが、お勉強系や外部講師なども取り入れず、のびのびとした運営方針です。 (決してお勉強や外部講師を取り入れてる幼稚園を批判しているわけでなないので、誤解しないで下さいね。。。) 毎日幼稚園に行くたびに”温かさ”を感じます。 何が良くて、何が悪いとかではなく、 ただ、ただ、この幼稚園とかかわれた事が嬉しく思う今日この頃です。

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