永井路子![]() 乱紋(上)乱紋(下) (永井路子) 信長の妹の「お市」と「浅井長政」との間に生まれた三人娘の波瀾万丈な人生物語。 長女「茶々」---秀吉の側室であり豊臣家の跡継ぎ「豊臣秀頼」を生む後の「淀君」。 次女「初」-----近江の名家「京極家」に嫁入りし、後に豊臣家と徳川家の仲裁に奔走。 三女「江」-----二代将軍「徳川秀忠」の妻となり、三代将軍「家光」の母となる。 まさにこの三姉妹の事を書いた作品で、読んだのは30年も前だが非常に面白かったのを覚えている。 歴史に翻弄される姉妹それぞれのまったく違った生き方、人生を、彼女達の赤裸々な心理状態を描きながら、また違った角度から捉えている。 それに、この永井路子氏は私が歴史小説にハマる大きなキッカケとなった。 最初に読んだ『歴史をさわがせた女たち』シリーズは、非常に読みやすく、特に女側から見た歴史をリアルに書かれているのだ。 歴史上の有名人たちの妻、娘、妹らの、壮絶あるいは華麗な人生を、オムニバスで書かれていて、各時代の有名シーンをチョコッとずつ知る事ができる。 歴史初心者には最適だ! ジャンル別一覧
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