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カテゴリ:本
私は読書が大好きで、子供の教科書も暇があれば読むんです。d(*^0^*)d
長男の中1の時の現国をなにげに読んでいると、夏目漱石の「坊ちゃん」第一章が載ってました。 そう、『親ゆずりの無鉄砲でこどもの頃から損ばかりしている。…』で始まるあの名作です。 たちまち引き込まれ、つづきが読みたくて我慢できず、翌日早速図書館へ走りましたが、あいにく貸し出し中でかわりに「夏目漱石名作集」を借り、読みあさりました。(*≧▽≦)bb (残念ながらこの本は廃版になったようです。)
私も中学の時に読んだっきりだったので、今回新たに気づく事がたくさんありました。 この「坊ちゃん」は他の作品とは違って、全文が坊ちゃんの主観で坊ちゃんの話し言葉の文章で成り立っています。 それだけにストレートに感情が伝わり、時にはニタリと笑ってしまうようなユーモアに富んでいます。 それに、舞台は四国の「松山」だと思い込んでいたのですが、どこにも地名は書かれておらず、ただ港に近い町としか触れていないのです。 これは私が別の本で、漱石自身が俳人:正岡子規と交友が深く、その子規の出身が松山だった事から、勝手に連想していただけに過ぎなかったようです。 また、漱石自身も若い頃実際に英語教師として四国に赴任した経験もあり、当時の経験に大きな想像力が加わり、こんな生き生きした素晴らしい作品が生まれたのでしょう。 「我輩は猫である」も実際に猫を飼っていて、猫から見た人間社会を実にユーモラスに生き生きと描写しています。 「文鳥」を読んでも解りますが、漱石自身が身近な動物たちに深い愛情を注いでいたのを感じ取る事ができます。 中学時代に夢中になった漱石ですが、その当時の私では理解できない作品もありました。 そのひとつが「こころ」です。 その結末には大きな衝撃を受けたのを今でも記憶しています。 でも当時は、なぜそうなったか?という人間の奥底に潜む心理状態を理解できなかったのです。 私自身もそれなりに人生を重ね、恋愛をし、子を産んで、育ててみて、改めて読むと痛いほどに理解できたのです。 子供の頃には、「坊ちゃん」や「我輩は…」に夢中になりましたが、今はその頃にはイマイチ解らなかった「こころ」「草枕」「明暗」などの方が、より深く感動します。 漱石の芸術と言える文章に脱帽デス! 大文豪による純文学小説には、そんな限りなく深い良さがあるから、長く愛され続けるんですね。o(TヘTo) くぅ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/12/17 03:00:38 PM
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