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2010/04/04
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カテゴリ:

待ってる 橘屋草子
あさのあつこ


(O´∀`K)bうん!
あさのあつこの小説にしばらくハマりそうだ!

文章は端的で無駄がなく、最短距離で心に届く。

この本も最後は多くを語らずホロリと泣かせる。

料理茶屋『橘屋』で奉公する人々の人生模様をオムニバスに取り入れながら、
貧乏で不幸な少女おふくが女中頭お多代にしこまれ、成長していく。

人生の辛酸を悟りきったお多代の言動は、その文章のように端的で無駄がなく多くを語らないが、人にとって一番大切な何かを教えてくれる。

おふくはそれを肌で感じ、厳しい奉公に耐えお多代の全てを吸収していく。

おふくは待っていた。
母親を…?
家族を…?
幸せになる事を…?

やがて悟り、待つ事をやめた時、人は本当の意味で成長したのだ。

おふくとお多代の関係が深く結びつくとき、
人生で大切な事、成長するというにはどういう事か、
本当の愛情とはどんなものか、答えがちゃんと出たような話だ。







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Last updated  2010/04/04 05:12:29 PM
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