カテゴリ:本
な、なんていいところで終わるんだぁ‥ これから!というところで終わっている6巻のラスト。 確かにいい方向に向かっている終わり方ではあるが。 これはある中学生の一年間を描いた物語。 野球一途な男子中学生の心の格闘が細かく描写され、 思春期でもあるこの時期に登場人物のそれぞれの個性を通し、 時にはコミカルに、時には腹立たしく、時には理解不能に表されている。 私にもズバリ中学生の息子がいるので大変参考になった。 しかし、 中学生でこんなにしっかりしているかな? こんなにも自分のすべき事を見定め、考え、集中し、答えを出す事ができるか? 私の感覚では高校生イヤ大学生なみだ。 ひとりひとり違う個性を持ちながら、皆が「野球」に邁進する。 それは完全に理想論だ。 今の子供たちは無気力な子が多く、自分の意思でちゃんと目標を持てるのは、ごくごく限られた子しかいない。 たいていはなんとなく部活して、みんなが進学するからなんとなく勉強しているという子がほとんどではないか? だいたい今の中学生がこれを読んで心情を理解できるだろうか‥ 長男に聞いてみたくなった。 「何の為にバスケしてるの?」 「何の為に受験勉強してるの?」 答えられるかどうかさえ疑問だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/08/17 02:40:57 PM
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