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2010/10/11
カテゴリ：本
びっくりするほどの冒険ファンタジー。 まるでロールプレイングゲームをしているように、謎に向かってイロイロなアイテムや従者を得て主人公が突き進んでいく。 それでいて哲学的で、ちょっと頭がこんがらがるような理屈がある。 ｢無名の地｣は結局のところ｢地獄｣みたいな所？！ 様々な"領域"のなかに"輪"がある。 創られた架空の世界に生きる人々がいて役割がある。 頭を柔らかくしないととてもついいてゆけないが、それでいて先が気になって夢中になってしまうストーリーだ。 でも｢ソラ｣の正体は彼が登場した時から薄々判ってしまった。 その理由も最後にはスッキリ解説してくれているのは、さすがだ。 実際、世の中でおこっている理不尽で理由のない極悪事件の"本当の理由"はこれなのかもしてない‥と真剣に思ってしまう。 映画化されれば、すごいものができそうで、実際わたしは読んでいる最中、頭の中で宮崎駿のアニメ化された映像がずーっと浮かんでいた。 続編が出そうな終わり方だし。イヤ、続編を読んでみたい。 "狼"となったユーリをかなり期待してしまった。 ひとつ心に残ったフレーズがある。 『一にして万、万にして一』 奥深いな‥ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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