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![]() 「夜のだれかの玩具箱」 あさのあつこ 文章が巧いねー! 惚れ惚れする‥ 滑らかに、それこそ滑るように、巧みに日本語を操って、 独自の世界を表現する。 これは、ぬばたまと同じく、 彼女がその才能をフルに発揮できる分野の本だ。 美しく、 残酷なシーンさえも、あくまでも美しい文章で絵を描くように表現する。 6話が詰まった短編集だが、 どれも幻想的なミステリーで、オチがある。 親の愛情、子の愛情、妻の愛情、夫の愛情、友の愛情‥。 そして、男の愛、女の愛。 人との関わりで、 運命は変わり、 大事なものに気付き、 教えられ、 犯した罪を悟る。 「NO.6」とか、 「バッテリー」とは全く違う。 違う分野の"大人の小説"だ。 マニアックなのかなぁ‥ こんなん好きやわ‥‥ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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