カテゴリ:本
![]() 「司馬遼太郎が考えたこと 2」 司馬遼太郎 サイクルロードレースのお話 『サクリファイス』⇒『エデン』と読了し、 最後の『サヴァイヴ』が貸し出し中のため、 なかなか順番が回ってこないので、 尊敬する作家、司馬遼太郎氏のエッセイ集を借りてみた。 1は以前に読んだので、今度は2。 やっぱ。 おもしろいわー! サクサク読めてしまう。 これは、ちょうど私が生まれた頃の1961~1964年、 日本が高度経済成長時であり、 東京オリンピックで沸き立っている頃に書かれたエッセイ集。 何気ない生活のひとこまや、 その時代の背景。 そして、 『梟の城』 『新選組血風録』 『竜馬がゆく』 『燃えよ剣』 『国盗り物語』 などの、有名な長編小説を書くにあたり、 しばりょうがどのように資料を集め、 どのような構想を抱き、 どのように歴史上の人物と向き合ったかが、 本音で書かれていて、 それら、日本文学史に残る秀作の原点を知ることができる。 しばりょうの博識さに驚嘆し、 そして、自分の足で実際の土地に赴き、 資料供給している事に驚いた。 昨日、3巻目を借りようと、 張り切って図書館へ行ったら、 貸し出し中だった。 なんと! こんなマニアックな本を読んでいる人がいる!! だって、いつも図書館に並んでいたから、 いつでも借りることができると、安心していた… しばりょうのファンは大勢いるだろうけど、 それの大半は彼の小説のファンであって、 彼そのもの痕跡をたどろうという人がいる事にビックリした。 昨日、借りることができなくて残念だったのだが、 その反面、 私と同じ趣味の人が近くにいると思うと、 なんだか嬉しくなった。 この本自体が私にとっての大切な資料。 内容のひとつひとつに心に残る事柄を、 自身の感想を添えて、 これからもちょくちょくブログに書き綴っていこうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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