日本橋清寿軒のどら焼き
金曜日の朝、弟がお寺に行くついでだからとわたしの出勤前に届け物を持ってきてくれて、住まいの近くの和菓子屋さんのどら焼きを一緒に持ってきてくれました。人形町の日本橋清寿軒と言うお店のどら焼きです。東京には三大大福とか三大たい焼きなんていうのがあって、同様に三大どら焼きというのもあります。この清寿軒さんのどら焼きは三大どら焼きの中には入っていませんが、甘い物好きの間ではとっても有名なお店です。買ってきてくれたのはこちらのどら焼きで、写真が上手ではないのでわかりにくいかもしれませんが、餡子を一枚の大ぶりの皮で包んであります。2枚の皮で餡子を挟んだ普通の形のどら焼きもあって、それはこちらでは大判どら焼きと呼ばれていますが、写真のこれは、このお店では小判どら焼きと言われています。大判も小判もお値段は同じなので、多分餡子の量は変わらないのだと思いますが、その量というのがすごくておにぎりくらいあり、しかも透明な包みを開けた時に香ばしい小豆の香りがするくらいに濃厚です。香ばしいのは餡子だけではなくて、しっかりと焼き目のついた皮の香ばしさも半端ないのです。普通、どら焼きの皮というと、カステラのようなふわっとした甘い生地を思い浮かべると思いまが、こちらの皮はもっちりした生地で甘くなく、かすかに小麦の香りがします。弟は、近くに住んでいるので手土産などに買おうかと思うことも多いのだけれど、いつ行っても店の前は行列だし、空いてると思うと午前中なのに売り切れだったりで、とにかく買えないんだといっていました。我が家に持ってきてくれたのも、餡子大好きなうちの夫に食べさせたいと思って、9時半にお店に行ったらすでに長蛇の列で(ちなみに開店は9時だそうです)買うのに2時間並んだそうです。完全無添加のため、賞味期限は製造後4日までなので、3日目の昨日と4日目の今日と連日で慌ただしくいただくことになりました。まあ、慌ただしく食べてものんびり戴いても、美味しいもの美味しいので良いのですけど。ホームページに写真が載っていますが、こちらの商品の箱がとても面白い(大福帳を模しています)のですけれど、弟が持ってきてくれた袋もなかなかでした。上の、茶色に白抜きのマーク、最初は顔?と思いましたが、まず右側の清寿軒という漢字が見えてきました。さらによく見ると左側も文字?と思えてきて、じっと見ていたら「御くわしや」と見えてきました。多分「おかしや」だと思います。しかも創業は文久元年なのですね。調べると1861年、162年前です。(かずまる@さん曰く、桜田門外ノ変の頃ですって!)今の御当主って何代目なのでしょうね?栗饅頭、栗最中も有名みたいなので、秋になったら買いに行ってみたいです。でも、平日しか営業してないらしいし、9時の開店の前に着いてないと買えない可能性が高いらしいんですよね。仕事引退してからじゃないと食べられないかしらね?