お米を買いました
我が家のお米、いつもランチに行くmamatam社の近所のご飯の美味しいトンカツ屋さんで10kg入りの袋を買っていましたが、米不足が言われるようになった昨年の夏前くらいから、お米の販売はされなくなりました。多分お米の入荷が減ったのだろうと思いました。それ以降は夫に頼んで買ってきてもらっていました。夫が毎週お仲間と出かける千葉県のゴルフ場の周辺は多古米というブランド米の産地で、近辺の農家さんが出している直売所で購入できたのです。でも、それも年末ごろには貯蔵していたお米がなくなったとのことで年明けには次々終了、買ってきてもらうこともできなくなりました。老人の二人暮らしで、さほどご飯の消費量の多くないmamatam家でも、先日とうとうお米の在庫がなくなりましたので、お米を買わないとならなくなりました。トンカツ屋さんで買う以前は重いお米はネットで買っていましたので、今回もネットで探しましたが、ほとんどがブランド米のせいかそれはそれはビックリするようなお値段の品物ばかり。しかたなく近所のスーパーを見で見ると、販売はしていますし、お値段もそれほど高くはありません。ただ、精米日が少し古いのです。一旦考えようとお店を出て、お味噌屋さんの前を通るとお米特売と書いた紙がガラスに貼ってあります。店内に入ってみてみると、つや姫と、新潟産コシヒカリ、魚沼産コシヒカリ(だったかな?)の3種類の5kg入りの袋が、税抜きで4,180円、3,980円、4,680円という、今どきとしてはお安い値段で並んでいました。コシヒカリは今まで食べていたし、つや姫も一昨年くらいまでよく食べていましたので、精米日付が一番新しかったつや姫を税込4,500円ほどで購入してきました。老舗の味噌屋さんが扱っているものなので品質は心配していませんでしたが、炊いてみたらちゃんと美味しいご飯でした。この5kgがなくなったらまたどこで買うか考えなくてはなりません。その時もお味噌屋さんで売ってくれているといいのだけれど。それにしても、この米不足、いったいどうしてこんなことになっているのでしょう。米離れなどと言われてはいますが、それでもお米は主食、日々の暮らしには欠かせないものだと「お米をあまり食べない」派のわたしでもそう思うのに、そのお米を買うのにこんなに苦労したり心配したりしないといけないなんて、そもそもおかしいです。テレビなどの報道では、昨年のお米の収量は例年並または少し多いだろうと言われていました。少なくとも平成の米不足の時のような凶作という話は聞いたことがありません。それならなぜ今お米が足りないのか、テレビでも、新聞、ネットでも、そういう訳だったの!と思える説明に出会ったことがわたしはありません。価格がなぜこんなに高いのかも納得できていません。原因は農家?と言われたこともあったようですが、実際には農家の売渡価格は上がっておらず、米農家の年収も小規模農家では2-300万円とか言われていて、それじゃあ生活できないから離農しますと言っている農家が少なくないという話も聞きますこのままでは、主食が値段が高すぎて必要なだけ買えないというのが日本の普通になっちゃうかもしれない、それだけでなく、米農家が離農して供給も十分にはできなくなるかもしれないという、今ってそこまで切羽詰まった状況らしいと知り、びっくりしています。「らしい」なんて認識不足と言われてしまうかもしれませんが、そんなに大変な困り事が起きているにしては、それに対する政府の対策と言えば備蓄米の放出くらいしかわたしは知りません。他にも何かしているのかしら?というくらいで、何だかのんびりしていて、危機感を持たないといけないとは思わなかったのです。その備蓄米放出も今の所ほとんど何の効果も出ていないようだし。でも、政治家もお役所も困った、大変だと言ってはいるけれど、必死になって何か考えているようにも、準備しているようにも見えませんでした。だけど、お米がこのままではすごく困るとはみんな思っていますから、もっと真剣になって欲しいです。お金のない人は安い麦を食うのが経済の原則だというのが有名な「貧乏人は麦を食え」というフレーズの真意なのだそうですが、たとえ実際そうするとしても、その説明で満足する能天気な日本人は今だっていないのでは?と思います。