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カテゴリ:お出かけ
新潟から、瀬波温泉のある村上までは、最初は電車で行く予定でした。
ところが、新潟市と秋田を結ぶ羽越本線は時間によっては2時間くらい間が空いてしまうのです。 ちょうどお昼時がそんな感じになるので、その日にも少しぐらい観光をしたいということで、新潟から車で行くことにして、レンタカーを予約しました。 それじゃ新幹線のなかでビールも飲めないと夫がぼやくので、息子は飲まなくてもいいと言ってるから運転は任せたら?と言ったのに、新潟までの新幹線で、彼はやはりアルコールを飲まずに来たそうでした。 ランチもお茶だけで、自分がハンドルを握る気は満々のようでした。 うちの夫、運転は多分上手なのだと思うのですが、どうも周りを見るのがヘタというか、ナビが曲がってという角を行き過ぎたり、手前で曲がったり、看板まで出ている目的地を通り過ぎるたり、それでいて間違うと助手席にいるわたしのせいにするという、同乗すると疲れるドライバーなのです。 とは言え、ハンドルを握って離しませんから仕方ありません。 レンタカーの予約は1時からで、ちょっと忙しいかなと思っていましたが、ランチの予約が効を奏したようで、12時23分に新潟駅に着いた一行が1時15分過ぎには、ニッポンレンタカー新潟営業所を出発していました。 準備不足の思い込みで、わたし、新潟から瀬波温泉まで、海岸沿いをのんびり海を見ながら走るもんだと思っていましたが、なんとずっと田んぼの中。 今に海が見えて来るのか、もうすぐか、まだか。。。と待ってるうちに瀬波温泉の文字が見え始めてしまいました。 あらら、でも、まだ2時。チェックインもできないし、せっかく車だから明日行くつもりだった「笹川流れ」今日見に行ってこようか。 今夜からお天気崩れるというしね。 という訳で温泉は通り過ぎて、笹川流れを目指します。 「笹川流れ」なんて、何?川??と思いますよね。 WIKIPEDIAによれば「笹川流れ(ささがわながれ)は新潟県村上市にある海岸。国の名勝および天然記念物に指定されている地域で(1927年指定「笹川流」)、日本百景にも選定された県下有数の海岸景勝地である。笹川流れの笹川とは集落名(1889年まで存在した「笹川村」、現・村上市笹川)で、この笹川より沖合いの岩場まで潮流が見られたことが名の由来とされる。」だそうです。 わたしの写真では、その景観の一部も伝わりませんが こんな感じです。 岩が波でトンネルの様に穿たれていたり、もっとすごい景色がたくさんあったのですが、車で通り過ぎてしまうとそこで止めて!とも言えなくて、車窓から見るだけになってしまいます。 ところで、2枚目の写真の岩のてっぺんに人が立っているのお分かりになりますか? 息子です。 ○○と煙は高いところに昇りたがるそうで、今回も2-3カ所で高いところに登っていました。 沖に見えている島は粟島というそうで、岩船港という港から船が出ているそうです。こんな海を眺めながら走っていると、塩工房という看板があったので入ってみました。 外には太くて立派な綺麗な薪の山がいくつも作られていましたが、これなら本当にたくさん薪が要るでしょう。 職人さんは黙々と火の様子を見ながら塩水の具合を確かめていましたが、経営者の小父さんがいろいろ説明してくれました。 笹川流れの中でも、近くに民家がなくて生活用水が流れ込まないこの場所が塩作りに最適で、専売のとかれた15年か20年前にここで塩作りを始めたこと、1000kgの海水から18Kgしかとれない塩を、精製作業まで含めて4-5人で1日36kg作ること、ご多分に漏れず後継者難であること等々。。。 わが家は弟が取り寄せてはせっせと分けてくれる沖縄の海塩が山ほどあるので、さすがに塩好きのわたしも購入は見送りましたが、お味噌とか岩のりとかつい買ってしまいました。 お味噌と海苔の大きさのバランスがおかしいと思うでしょ? お味噌が100g入りじゃないかって? そんなことはありません。500gパックです。 この海苔が大きいのです。普段お店でみる海苔の1,5倍くらいあります。 それが2枚入って、ちょっと上等の焼き海苔1帖分くらいのお値段です。 高いとは思いましたが、「味噌はともかく、海苔は、採る人も作る人もいなくなってあとどれくらい売れるか。。。」という、おじさんのセールストークにのって、買ってしまいました。 笹川流れは遊覧船もあったりするそうですが、この日は船着き場にも船は見えず、お天気は悪くないけれど風が強いので結構だろうと夫が言い、乗る気満々だったわたしも船がいないのでは乗り気のやりようもなく、そろそろ日も沈みかけてきたので、宿へと向かうことにしました。 走ってきた道を瀬波温泉へと逆に走らせていくと、いきなりワイパーの必要なほど強いみぞれが降ってきて、いやだなあと思っていると、 この辺りで止み、するとすぐに 本日のお泊りポイントが見えてきました。 車から降りて玄関に向かうと 何、あれ?近寄ってみると、 アレでした。口から何か札が下がってるのでもっと近づいてみると、札には中学校とか小学校とかの校名が書いてありました。 あとでホテルの人に聞いてみようと思いましたが。。。忘れました。 入り口を入るとちいさなロビー。 外には、海を望む広々としたバルコニーがあります。 壁にはこんな木彫が。 村上には村上堆朱(ついしゅ)という素晴らしい特産の工芸品があるのですが、その工芸の成立には村上の武士たちが木彫をたしなみのひとつとしていたということがあるようです。 この精巧な木彫にもそうした歴史があるのかなあと思いながら写真を撮りました。 ここから受け付けをするのでと通されたお部屋は、さっきの広いバルコニーに面していて、夕暮れの日本海が一望できました。 バルコニーに出てみると、最高の夕映えには程遠いものの、綺麗な夕景が広がっていました。 この後お部屋に案内されたのですが。。。 続きはまた明日。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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