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カテゴリ:美味しいもの
今月は息子の誕生月なので、わたしの弟を交えた恒例の食事会をしました。
何を食べよう、お店を何処にしようと迷いましたが、だいぶ前から気になっていて、なかなか行けないでいたお店に行ってみようと決めました。 手配など全部わたしがするので、行きたいお店がある時は、黙って特権を行使することにしています。 で、今回戴いたものは、これは完成品なんですけど、なんだかお分かりになります? 具材はコチラ、あれ?もう一皿あったんだけど。。。 どうやら撮り忘れたようです。 ハイ、ふぐちりでした。 気になっていたお店というのは、仕事場や自宅から、徒歩はムリだけど自転車ならという距離にある岩珠旨(いわずし)さんという、薬膳スッポンとフグ料理のお店でした。 お電話で、ふぐのコースを予約しました。 昨日は本当に寒い日でしたが、最寄りの船堀駅で弟と待ち合わせ、歩くこと約10分。 まるで普通の住宅のような、そしてお店と分かった後も印象はフランス田舎料理みたいな、そんなお店の佇まいです。 地図を見ながら来ても、知らないと通り過ぎてしまうと思って、弟も夫もわたしが引率したのです。 中に入ると、ここでもやはりよそのお宅にお邪魔したような雰囲気で、スリッパに履き替えると2階に案内されました。 2階には大きなテーブルが2卓。 予約はわたしたちだけだったらしく、そのせいか音楽も流れていなくて、それがとても気持ちが良いのです。 実はかなりのやかまし屋の夫、うるさいとか、不衛生だとか、お店やお客の雰囲気が悪いとか言って、行きたがらないお店が多い人なのですが、珍しく「いい店見付けたなあ。」って、手放しのほめよう。 席に着くと間もなく、本日の主役がカノジョちゃんを連れて登場。 最初に お刺身。これで一人前なんですよ! 薄すぎもせず、と言って厚すぎもしない、ちょうどよい厚みでした。 甘みも旨味もたっぷりだねえ!と言うと、そこで、無駄にグルメな弟の蘊蓄が。 これは、この河豚がちょうどいい具合に熟成されているからなのだそうです。 ふぐは釣り上げて卸したばかりの「新鮮」なものは美味しくなくて、寝かせることで旨味が出るのだとか。 もちろん長く寝かせば美味しいというわけではなく、その河豚に合ったちょうどよい熟成の期間を見極めるのも職人の腕なんですって。 少し甘くてコクのある白ワインに、ぴったり! ポン酢の味も甘すぎず酸っぱすぎず、さらにスダチを絞ってすごくいい香りでした。 お次がから揚げ。 ![]() 味も、香りも最高。 唐揚げとひれ酒。ベストマッチです。 唐揚げを食べ終わると、いよいよお鍋に火をつけて、具材を投入。 鍋奉行はもちろん弟です。 最初に野菜を葱と春菊を残して全部投入。野菜に火が通ったところで骨のついた身を入れるんだと。 沸騰して灰汁を取ったら、次は皮。これも2種類あって、美味しい火の通り具合が違うから、きちんと分けて入れる、と。 今あげるとコリっとした食感だろ。 もう少し火を通したのはこっち。まさにコラーゲンだな。 楕円形のピンク色の身は、どこの部分か分からないけど、一匹に一つしかないものでウグイスっていうんですって。 それもいい具合に火を通してもらったのを、2つぐらいあったみたいですが、今日の主役が特権で食べました。 で、こっちはとおとおみだよ、と。うん、とおとおみ、美味しい!! 後はそれぞれが正味の薄くそいだものをあまり火を通しすぎない程度にしゃぶしゃぶして食べなさいということで、たっぷり戴きました。 今まで、食べごろを教えてくれる仲居さんのいるような河豚やさんにはいたことがありませんでしたし、家で食べるときなんか火の通り具合など考えもせずにもったいない食べ方をしていましたが、職人さんの腕と鍋奉行の弟の蘊蓄のおかげで、美味しい河豚がさらにおいしくなりました。 感謝、感謝です。 春菊も葱もしっかり戴き、出汁が残ったお鍋で、最後の締めは雑炊でしたが、これも写真を撮り忘れました。 前菜もデザートもない、本当に河豚一辺倒のコースに、お店の方に皆さんよく飲まれますねと感心されたほどたくさん飲んで、お腹パンパン、大満足のお会計はおひとり様1万3千円ほど。 これでこの値段ならリピートありだねえ。 皆で500円玉貯金して、たまにはまた来ようと、大満足で帰路に就いたのでありました。 でも、駅までの10分は、やっぱり寒かった!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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