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テーマ:観劇(161)
カテゴリ:イベント、楽しみ
昨日行った新国立劇場は、歌舞伎や文楽その他の伝統芸能を上演するための施設である国立劇場とは別に、オペラやバレーなどの上演を主な目的として建てられ1997年に開館した「新しい方の国立劇場」です。
新しいと言ってももう30年近く経つのですが、わたしは行ったことがなくて、今回が初対面でした。 小劇場は小さなホールでしたが、後ろの方の席でも前に座る方の頭が邪魔にならないくらい床に段差があって、観劇はしやすかったです。シートは狭いし足元にも余裕がなくてゆったり観劇という感じにはならないけれど、段差はいい仕事をしてくれていました。とにかく見えないことには話になりませんから。 もう一つ良かったこと。文楽の太夫さんと三味線さんが座る場所を床(ゆか)と言い、この床は舞台右手の手前の方にあって文楽の劇場では開幕前は壁の後ろに隠れていますが、幕が開くと当時に壁ごとくるっと回転して、奏者が座った状態で舞台上に現れます。この仕掛けをドンデンと言いますが、この小ホールにはそのドンデンの仕掛けがあったのです。 夏祭浪花鑑が始まり、壁がくるっと回って豊竹呂勢大夫さんと三味線の鶴澤燕三さんが現れた時は久しぶりにドンデンを見られた意外さと嬉しさできゃーっと言いそうになりましたが、なんとか抑えました。 さてその夏祭浪花鑑です。文楽で夏といえば、というくらい定番の夏芝居です。 今回は釣船三婦内(つりふねのさぶうち)の段と長町裏の段が上演されました。 その舞台のことを書くつもりで始めたのですが、今日も時間がなくなってしまいました。 また明日、書かせていただきますね。すみません、ひっぱります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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