|
テーマ:手仕事(38)
カテゴリ:着物リメイク
わたしが着物リメイクの服を着るようになってどれくらい経つのか、自分でもはっきりとは覚えていませんが、おそらく15-6年は経つのじゃないかと思います。
最初のうちは外出着でしたが、何しろ素材が絹100%だし、元が古着で糊がパリッと利いているなんてことはないので、軽くて、肌触りも満点、本当に着心地が良いので、気づけば普段着も通勤着も全部着物リメイクの服になっていました。 そうなると数が必要なので自分でも作るようになりました。 古い着物を激安で落札し、ほぐして洗って作るのですが、シルクはミシンのかけづらい生地が多い上に、みなさまご存知の通りわたしはミシン掛けがとっても下手なので、手縫い且つ直線だけで簡単に作れる服ばかりでした。 その上、洗濯も優しく手洗いしている時間はなく、ザブザブ洗濯機洗いでしたから、いつの間にか、手縫の荒い縫い目がほつれたり、古着で性の抜けた生地が擦り切れたり破れたり、そんな服がたまっていました。 着物だったら擦り切れてもほつれても繕って着てもらえていたのだろうと思うと捨てる気になれず、いつかパジャマにでもしようと思って畳んでクローゼットの隅っこに積んでいたのです。 それをふと思い立ってこの間から少しずつ繕い始めていました。もちろん繕いもミシンは使えず手作業です。 縫い目のほつれはそこをグシグシともう一度手縫いしていけばいいだけですから、時間はかかりますが、まあなんとかなりますが、擦り切れたり、裂けたり、穴が空いたりは、継ぎ当てしかありません。 わたし、継ぎ当てするのも、継ぎの当たった服も、何故か結構好きなのです。問題は好きだからと言って上手にできるわけではないということなのですが、まあ、どうせパジャマですから、多少の、いいえ、相当な不出来でも許される、というか、わたしが許せば何の問題もないわけです。 出来栄えはご想像の通り、まあ酷いものですが、毎晩細々と作業を続けていました。 今までにパンツ2着とワンピース3着が、パジャマとして再デビューを果たしましたが、クローゼットに残っている要修理品の方がまだ多いです。 あまり続けてやると、今度は家の中がとんでもないことになりますし、体調にも問題が起きますので、今やりかけのパンツの修理が終わったら一休みして、またやる気が出たらそのやる気の続く間は繕い人に戻ろうかと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[着物リメイク] カテゴリの最新記事
|