|
カテゴリ:健康
和歌山県の岸本知事が亡くなりましたね。 知事公邸の室内で倒れているのを発見され、救急搬送されたけれどそのまま亡くなられたようで、ニュースでは死因は敗血症性ショックだとのこと。
先日亀有に行ったことを書きましたが、実はI月に敗血症で亡くなった友人のお仏壇にお線香をあげさせていただきに伺ったのです。 その彼のケースと今回の岸本知事の状況がとてもよく似ていて、驚きました。 岸本氏は、直前に万博の開場イベントに出席されていたそうで、体調が良くないように見えたとおっしゃる方もいらしたものの、ひどく具合が悪いと言うほどではなかったようです。 わたしの友人も、その日は体調には特に問題はなかったようで、午前中はジムに行ったそうです。夕方もプールに行き、プールで体調が悪くなって早く上がったのだけれど、その1時間ほど後に倒れて、その時にはすでに意識障害もおこしていたそうでした。 彼は大学の同級生で、ここ十年ほど、年に何度か数人で集まってお酒を飲みながらおしゃべりをする仲間のひとりでした。 持病をお持ちではあったものの、とてもお元気で、健康対策として毎日のようにジムやプールに通われていましたから、こんなに早くお別れすることになるなんて、誰一人思ってもいませんでした。 そんな彼でしたが、プールの更衣室で倒れ、すぐに救急車で病院に搬送されたけれど、意識が戻ることはないまま、1ヶ月ほど後に息を引き取られたと奥様からお聞きしました。 医師から、死因は敗血症と告げられたそうです。 敗血症って大腸菌などの細菌が体内で繁殖し、体の組織や内臓に障害が起きる病気と聞いていて、わたし、そんなに怖い病気ではないと思っていました。ところが、実は救急疾患なのですって。組織障害や臓器障害をきたすので、集中治療室(ICU)での全身管理や治療が必要で、ショックや著しい臓器障害により死に至る場合もあるって。。。びっくりでした。侮れないとかそんなレベルではない!ですよねえ。 うちの夫も年末に「脾膿瘍」という感染症で、入院して手術する羽目になったのでしたが、救命率5割といわれたその病気も、原因菌は虫歯由来だったんですって。夫の虫歯の菌と脾臓の菌が同定されたのだそうです。あまりの意外さ、可笑しな軽さに驚くやら腹が立つやらでしたが、歳をとるということは、体の抵抗力、免疫力が落ちてきて、今までだったら軽く撃退できていたフツーの細菌にも、こちらが軽く打ち負かされることになるんだということを思い知りました。 やはり、免疫力、抵抗力といった体の力って大切です。 そのメカニズムがきちんと働いてさえいれば、友人も夫も、そもそも病気になったりしなかったでしょう。 きっと若くて体力も免疫力も満タンだったら、大腸菌とか虫歯菌くらいならきっちり撃退して、きっと敗血症にも脾膿瘍にもならなかったのですよね。 歳をとるってそういうことなのかって、改めて思いました。 誰もが生まれて初めて歳をとるのだし、老人になることは誰にとっても未経験の事態です。親や祖父母をはじめ、老人はたくさん見ているから知っているような気になっていたけれど、この状態を経験するのは実は初めてだということ、ウッカリしていましたね。自分の身体が変わってきていることをキッチリ自覚しないといけませんね。 だからと言って、アレが怖い、コレが心配、身体も昔と違うしとかって、後ろばかり向いて暮らすのでは、せっかく生きているのに楽しくありません。 一度きりの老人生活、上手に楽しく送りたいです。 スローガンは「賢く、しぶとく、たくましく」かしらね? ふふふ、頑張ろうっと! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[健康] カテゴリの最新記事
|