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池上永一の「レキオス」読み終わりました!
ノンストップオキナワンSFブラックマジック小説 とでも言いましょうか。 面白かった!すごかった! 池上永一さんは石垣市出身で 「バガージマヌパナス」「風車祭(カジマヤー)」等 沖縄の信仰や民俗を題材にした小説を多く書いている。 なんといっても主人公はじめキャラクターの 現実離れした暴走が魅力的だ。 「レキオス」にも 変態エロ女性科学者とか トリプルアクセルを飛びながら占うユタのおばあとか 酒のすきなガネーシャの石像とか スーパーコンピューターに生まれ変わったアメ女とか 強烈な登場人物が 時にありえない言動をとり 時には恐ろしくて そして悲しくて、やさしくて・・・ 沖縄の歴史や信仰、 キリスト教やカオス理論や そして旧約聖書にまで 話は及ぶ。 ペンタグラムやダビデの星 ソロモン王の神殿だとか ヨハネの黙示録、 「シオン修道会」じゃないけど 秘密結社はでてくるわ スパイに米軍、CIA・・・ ある意味「ダヴィンチ・コード」より おもしろい謎解き。 ちょっとアニメチックだけど とても映画にはできそうもないけど 映像が目に浮かぶような気がする。 そして出現するレキオスが引き起こすインフェルノから 世界を救うのは誰か?! ひさしぶりにわくわくどきどきの スピード感あふれるSFだった。 アジアとアメリカと欧州が交差する沖縄は やはり特別な土地なのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月24日 22時10分33秒
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