2024/04/13(土)10:15
NHK VRおじさんの初恋(7)感想
ジュースを作りに部屋を出るナオキ。
ホナミは笑顔で見送ると、表情が曇る。なんだか辛そう。
はりきってジュースを作ったナオキ。きれいに飾り付けまでして凝っている。
「ちょっと待っててくれる?気分つくるから」
直樹が急いでミキサーを取り出しリンゴ・バナナ・ミカンの缶詰(大きい)で本当にジュースを作る。(これはほぼ
ミカンジュースだな 笑)
「スムージー流行ったの、いつだったかな」
当時、流行に乗ってミキサーを買ったってことか…意外。
気分を盛り上げたくて・・・なんだかかわいいな。
ホナミも「そういうところ、かわいいですね」(^_^)
「ナオキは、どんな子どもだったんですか?」
ホナミがふと口にしたが
「プライベートの質問はナシでしたね。ごめんなさい」
しかし、床に就くとナオキが
「俺さあ、虐められてたんだ」
「無理に話さなくてもいいですよ。ごめんなさい」
ホナミが気を遣うが、話をし始めるナオキ。
中学生の頃。
朝、クラメイトが彼の机に、アジサイの入った花瓶を置く。
無言で、そのまま着席するナオキ。
やってきた教師が
「それ何だ?葬式か」
軽口を叩き、生徒たちが笑う。
酷い。(昔、こういうことが事件に発展した)
「元あった場所に戻して」
と言われた直樹が花瓶を持って歩き出すと、今度は足を
引っかけられ転倒!
ガシャン!花瓶の割れる音が響いたが
「何やってんだ。早く片づけろ」
先生はナオキを放置。
酷い。
生徒たちも知らん顔。
素手で割れたガラスを片付けるナオキ。(危ない!)
すると「これ使ってよ。怪我するよ」
優しく塵取りを差し出したのは、なんと虐め加害者だった。
なんて奴だ!
スポーツも勉強もできて、ナオキ以外には優しい人気者。
「先生は、そいつのこと褒めてた」
大人の前では`いい子´を演じるってパターンね。小賢しい!
「掃除してる間、授業は普通に続いてた」
この孤独感、惨めさ、怒り…忘れたくても忘れられないね。
花瓶をどかさなかったのは、ナオキなりの反抗心の表れだったのでは。先生の目に入るようにしたい という・・・。
だが先生は全く気に留めず。それどころか、ナオキを笑った。
お喋りに興じて楽しげな女子たち。
「間違いなく、俺より人生楽しいだろうなって思った」
わ か る。私も同じ。しょっちゅうだわ。
「嫌みじゃないよ。そのままの意味だよ」
それもわかる。
「だからこっちの世界で、女子高生を選んだのですね」
あぁ、なるほど・・・。
「どうだろう。わからない」
潜在意識か。
「嫌な思い出と、そんなふうにうまくつきあう人を、初めて知りました」
「…ありがとう」
ホナミはナオキをよく褒める。でもこれは・・・単に忘れられない記憶。苦い経験を昇華させたわけではない。
「そっちに行っても、いいですか?」
そうならないのだなとホッとしたのに、結局そうなった!
BGMが!少し生々しい気がする。
* * *
相変わらず佐々木がお節介!一方的に喋りまくる。
こんなに独善的にああだこうだ言われたら、不快に決まっている。
彼女は、直樹に恋人がいると思っており`今は結婚する気がなくても、いつかしたくなるかもしれない´と主張。で
「人はいつ死ぬかわかりませんからね〜。始まりがあれば
終わりは必ず来る」
ん?・・・なぜこの台詞なのか?前の台詞に対して、ちぐはぐな気がするのだが。整合しないというか。
* * *
<隠しワールドに行ったら、もう終わってしまう>
佐々木の言葉もあって`終わる´をより意識し、気持ちが
揺れる直樹。
約束の日、現れたホナミは咳をする。
これは・・・彼女の体調不良を意味しているのか?