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テーマ:最近観た映画。(40330)
カテゴリ:映 画
神奈川県内・平日のお昼前・料金1300円の日・・・
観客は20人前後だった。まあまあの客入りなのか、少ないのか? 具体的な内容を書いています。(ネタバレ) 監督:山田 尚子(なおこ) 配給:東宝 映像(色彩)の美しさと青春ものというのが、この作品の売りだが・・・色々と「ん?」だった。 まず、主人公の名前が「トツ子」というのが・・・いや、ユイナとかノアとか、いまどきの名前も違和感あるが、 トツ子もいただけないわ。なぜそんな珍名にしたの? 彼女が金髪なのにも「ん?」親か祖父母が外国出身なのか? 少女・きみの退学。保護者の同意なしにできることではない。それに、理由は`周りの期待どおりに、きちんと役目を果たすことが重荷´ということのようだが、そういう心持ちを掘り下げるシーンはない。 きみに嘘をつかれていた祖母が退学を知った時のショックや、その後きみにどう接するのかも描かれていない。相当な落胆のはずだが。 キリスト教の堅い女子校で、男性と接触するべからず という生活を送ってきたトツ子が、男子学生・ルイにフッと 話しかける・・・いやいや、もっと緊張するでしょう。 ルイが抱きついても彼女らは「キャー!」「ドキッ!」という反応もしない。これは不自然だなと。 さらに「えっ?!」と思ったのは、ルイが上記女子校の 学園祭に出演すること。他校生の上に男子なのに!トツ子が異性とバンドを組んでいるってこと自体が、問題になるはずだが。 退学したきみが出演するのもあり得ない。いくら二人が トツ子の友人であっても、許可されるはずがない。 学園祭にいきなり男子が現れたら、生徒たちは騒然とするはずだが!そういう描写は一切なし。ルイを「ちょっとカッコイイ」と反応する女子も皆無。不自然だなと思った。 各人自作の曲が流れるも、肝心の歌詞がほぼ聞き取れず…字幕つけてくれればいいのに と強く思った。 ライヴシーン・・・背後の天使の壁画がすてき☆かわいい夢の国みたい。 トツ子もきみも楽器の経験が浅いのに、いつの間にか上達~作曲までするというのも、都合のいい展開。 大雪の降る夜、三人が廃教会に泊まることを認めるルイの 母親にも違和感。かなり寒いし、女の子がそんなことしたら危ないから、ひとまずウチに来なさい~診療所の待合室でよければ、そこで寝て くらい言わないのか。いくら見知らぬ子たちとはいえ…息子の友達だし女子だ。一晩くらいなら と思わないの? 音楽(バンド)に精力を傾けつつ、医学部を目指して塾通い…勉強もしっかりするルイ。実に器用だな。 トツ子はきみに、恋愛感情みたいなものがあったのか? 三人とも、お金を持っているな。 声優に関しては取り立てて引っ掛かる感じはなく、特に きみ役の人が巧かったと思う。 全体的に、色々なことがスッと・フワッとしている。 想像とは違う部分も多かった。 誰かが怒るとか、泣くとかない。イヤな人がいない。 「水金地火木土天アーメン」好き。(笑) テルミンを用いるというのも、おもしろかった。 長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年09月06日 11時50分02秒
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