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テーマ:最近観た映画。(40653)
カテゴリ:映 画
具体的な内容に触れています。
監督 塚原 あゆ子 脚本 黒岩 勉 ドラマがまあまあおもしろかったので、期待して見に行ったが、「ん? えっ? あー」だった。 まず、木村 拓哉の金髪が似合わない。 相沢(及川 光博)に居丈高に命令する尾花。そんな彼を 受け入れて、売り言葉に買い言葉で反論しない相沢・・・人間ができているわ。 冒頭、倫子を追い出す(クビにする)尾花の態度・言葉が酷い! 倫子は、昨日今日の付き合いではない相手だ。よくそんなもの言いできるなと。 韓国人のパティシエ(長身でがたいがいい、男前)が登場するのだが、フランス語でも日本語でもなく、ずっと韓国語を話す! 尾花は韓国語がわかる設定・・・随分と都合がいいな。 いや、パリで働いている・尾花が日本人なのだから、普通はフランス語か日本語で会話するでしょうと思った。せめて英語だろうと。終始、大きな違和感だった。 しかも、そのパティシエの出番が意外と多かった。 料理研究のために、借金までして高級食材を買い集めるという、特異なキャラクター。 取り立てのヤクザがどやどやと店に来て、大騒ぎ!というトラブルメイカーでもある。 そんなことよりさ、相沢や京野(沢村 一樹)をもっと映してよ・出してよ と思った。想像よりも出番が少なかった。 三ツ星が取れずに思い悩む尾花が、ふと見習いの小暮 (正門 良規 まさかど よしのり)に「俺の何が悪いと 思う?」と訊く。 思いがけないことにビビる小暮だが、黙り込むわけにもいかず「ひとまず、皆で食事したらいいのでは」と答える。 的外れな言葉のようだったが、のちに尾花がスタッフたちと食事をし話し合うことで、料理の方向性が定まるのだから、小暮は的を射ていた。 倫子が新型コロナウイルスの後遺症で、味覚障害になってしまったというのが、時世を反映しているなと思った。 倫子が戻ってきて、職場の雰囲気が良くなる・・・そうだろうね!きれいだし優しいし逞しいし。 京野が尾花に「倫子さんに散々助けられただろう!」と 激怒するシーンを見て、京野は倫子が愛おしいからなぁと思った。 二人の間柄に進展はないようだが、倫子のそばに京野がいると安心だわ。 ドラマ同様、貫禄の冨永 愛。黒髪が美しい。 食事シーンでおもしろいセーター(カニのようなモンスターのような、赤い動物の柄入り)を着ていた。高級レストランに、こういうセーターを着ていくの?と思った。 後半、とんとん拍子。 肉屋のみならず魚屋・八百屋の態度も変わり、一級品を 卸してくれるように。断られたキャビア業者からも、入手可能になる。 で、三ツ星を獲得!大団円。 邦画なのに、予想外に字幕が多かった!しかも小さめ・ 速いので、何度も置いていかれた。 50代半ばであろう倫子が、食肉卸売で働くというのは…職人仕事はしないとはいえ、非常にきつい。無理だと思う。 そこまでして尾花のために・・・彼の料理が最高だと思う~応援したい とはいえ、こんなに献身的になれるか と。 厨房の緊張感。立ちっぱなし・絶対に連携を乱せない・ 神経を使う細かい作業 ドラマでも思ったが、料理人は本当に過酷な職業だ。 給仕する人たちも、徹底した仕事ぶり。彼らの緊張も相当だと映る。 シェフの責任の重さも、ドラマ同様に描かれていた。 シェフを信じてついていくスタッフたちと、その家族の 生活を支える。背負うものが非常に大きい。 フランス料理とは/フランス人にとってのフランス料理の神髄とは という問いが含まれていた。 鈴木 京香がきれい。髪型がいい。美人だから、ロングも ボブも似合う。(毛量、羨ましい) ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年02月14日 21時34分11秒
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