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カテゴリ:❀ バニラな毎日
生徒は若い男性・三沢。
製菓道具に気を取られて、生地づくりに集中しない。 この様子だと、きっと・・・。 あまり気乗りしない様子。生地が焦げる・破ける で やめます。 こういうの、苦手なんですよ。 こう…複雑すぎて、追いつけなくて。 すると佐渡谷が うんうん。でも、お菓子作りが複雑やってわかってるのが凄いよ。 優しいなぁ。機転を利かせ、三沢を褒める。なかなか、 こうは言えないでしょう。感心する。 だから、もう一回だけ、やってみない? 押しつけがましくならないように、勧める。 香りや、音の変化を楽しみながら作るの。 お菓子作りは、五感を使うんです。 全部の感覚を研ぎ澄ます。 生地に見入る三沢。 先ほどとは打って変わり、集中してどんどん生地を焼いていく。きれいな黄色いクレープ生地。 たくさんの生地を持ち帰っても食べない という三沢の言葉 を聞き、考える白井。そして ミルクレープ、どうですか? 意外。日本発祥じゃない? えっ、そうなの?! フランスの焼き菓子にこだわりがあるんやないの? フランス焼き菓子の、アレンジ版だから。 正統派でなくても受け入れる。ここは、臨機応変に。 白井さんまろやかになったなと思って。 最初はもう…は〜っ!(>_<) 怖い顔して、口調もきつかった。ピリピリしていた。 ナイフが入る角度を考えて、白と赤を配置すればいい。 生地に、クリームとジュレを載せていく作業に没頭する。 職場でうまくいかない三沢。どうしても、細かいことまで完璧にやろうとするので、上司に怒られる。 真面目にやってるんですけど、集中すると周りが見えなくなるみたいで。 発達障害だろう。 でも、今日、ここでは周りのことを気にしないでください。 自分のペースで、話したい時に話して、食べたい時に食べる。気楽に過ごしてええの。 優しい。夢のような場所。癒されるね。 完成したミルクレープを切ってみると、断面に ![]() ジュレでハートを作った三沢に、驚愕する白井。 ここまで計算された断面、初めて見ました! 計算だけは、早いんで。 天才型の発達障害だ。 ケーキって、見えない世界まで考えるところが、とっても大切なんです! 一流のプロ・天才ならではの言葉。 何度も試行錯誤して、失敗を繰り返して。 製菓も大変だよね。商品にするまでの苦労。 でも、三沢くんはこの短時間で作った。本当に凄いと思います。(^o^) 職場で叱責されてばかりの彼は、手放しで褒められたことで気持ちが和らぎ、涙がこみ上げてくる。 佐渡谷が、彼の肩に手を置き労う。優しい。 <これで、私たちの不思議なお菓子教室は終わった> 寂しいね。 * * * これまでは二週にわたっていた生徒の話が、一回で終了。 三沢は、彼の特性を理解し、活かす意向のある会社に転職すべき。そうするしかない。今のままでは地獄。 初めの頃と比べて、白井に笑顔が増え、よく喋るようになった。佐渡谷のおかげ。 就職の件、どうなっているの?! ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年02月19日 19時02分43秒
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