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テーマ:アニメあれこれ(27495)
物置小屋に部屋を替えた猫猫。侍女頭・紅娘(ホンニャン)は、トカゲの尻尾なんか集めるな!と懲罰のつもりだったが、猫猫は大喜び。部屋が広くなったので、薬草を
たくさん干せる・調薬スペースも十分ある と大興奮。(笑) 子翠(シスイ)がどこにいるのか、下女たちから聞きたいが、小蘭のように気さくな者はいない。 <あぁ、妃付きの侍女だから、警戒しているのか> で、壬氏のハンカチーフで釣る(笑) 雑木林に入る猫猫。オシロイバナが咲いている。 <小さい頃は、よく妓女たちとオシロイバナの種を取りに行ったんだよな。中の粉をおしろいとして使う為じゃなくて、堕胎剤を作るために> 子どもなのに、凄く恐ろしいことに関わっていた。 杏(シン)が堕胎剤を作ろうとしたのは、梨花妃を狙ってのことだろう。 <あの一件の違和感は、それだけじゃない。> 堕胎剤を作れる植物が、後宮内にあるにも関わらず、 <杏は堕胎剤の材料を、キャラバンが持ち込んだもので 揃えていた。つまり、薬の知識のない杏に、毒の作り方を教えた人間がいる。おそらく、その人物はまだ後宮内に いる> 怖ろしいな。 皇太后が姿を現す。 <本当に若いな。主上の母親とは思えない> 確かに! 女官たちがやっている非公式の診療所は、彼女が設立。 「宦官や奴隷の制度が禁止になったのも、皇太后さまの 口添えがあったんだって」 <妓女のように自分の身を担保に借金をする場合、雇用に近い合法として扱われる。ただ、傍から見れば、妓女も 奴隷に見えないこともない> 雇用・・・か。 <表向きは廃止された奴隷制だが、名前を変えて今も存在しているのが周知の事実だ> 虐げられる人は、いつの時代もいる と言えるか。 <皇太后さまが診療所に向かっているのは、先日の水晶宮の一件と何か関係があるのだろうか? 皇太后さまが乗り出すなら、後宮の医療体制に、改革が 起こるかもしれない。そんな話ならぜひ聞きたいがー…> 紅娘を筆頭とする侍女たちから怒られる・呆れられることを予想。経験から学んでいる(笑) <やっぱ帰る。最近、怒らせてばかりだからなぁ> 翡翠宮に、皇太后がやって来た! <嫁・姑というよりは、少し年の離れた友人のような 雰囲気だな> 確かに、とても嫁・姑には見えないわ。 声も麗しい皇太后さま。 「察しのいい子ね、本当に」 玉葉妃が席を外し、皇太后と猫猫、二人きりになる。 「あなた、色々な問題ごとを解決しているそうね」 「・・・私は、自分が持っている知識の中で、状況に当てはまるものを提示しているだけです」 お付きの侍女がムッとする。 <否定的に聞こえただろうか。しかし、とっぴな想像力もなければ、おやじのような博識さもない。 前もって言っておかないと落ち着かないし、それが信条だから、仕方ない> そばかすのない、侍女服の猫猫…美人。 「・・・それでもいいわ。わかる範囲でいいの。調べてもらいたいのよ。・・・私は、先の帝に呪いをかけたのかしら」 「・ ・ ・」(・o・) 「呪い、か」 <そんなふうに思っても、仕方ないのかもしれない。先の帝について、正直、いい話は聞いたことない> 愚帝・バカ殿・女帝のかいらい・ロリコン 酷い言われよう。この作品内で`ロリコン´という言葉が 出てきていいのやら…?! <皇太后さまの腹には傷がある。今の帝を出産される際、まだ体が育ちきっていなかった皇太后さまは、腹を切るしかなかったのだ> 酷い話だ。 子(現帝)も皇太后も、よく命を落とさず元気に過ごしているな。奇跡でしょう。 <その出産を手伝うために、わざわざ宦官にさせられたのが、不幸な我がおやじ・羅門(ルオメン)だ> これも酷い話だ!不幸・不運としか言えないわ。あまりに気の毒だ。 <そんな犠牲を払ったためか、現帝は元気に育ち、皇太后さまはその後、皇弟を出産した> 養父が非常に哀れだ という思いが感じられる言い方。 <皇弟の年齢は確か、私の一つ上。出産した時の皇太后さまは、三十路前。とうに少女とは言えない年齢だ。となると、皇弟は本当に、先帝の子なのか?> <うわぁ、こんなこと口にしたら打ち首にされかねない> 絶対に内に秘めておかなければ。 数日後、皇太后が上級妃 四人を招いて茶会を催す。 準備する玉葉妃の侍女たち。 「皇太后さま、どういうおつもりかしら?後宮の外でお茶会だなんて。玉葉様が妊娠しているのは、皇太后さまもご存じなのに、どうして今」 <玉葉様の妊娠は公然の秘密だが、面と向かっての茶会であれば、あからさまに探りを入れられることもある。 もともと気位の高い梨花妃は、相手を貶めることはしない。玉葉様としても、より血統の尊い梨花妃とケンカするのは、賢い選択ではない> まだ10代半ばの里樹(リーシュ)妃が踏み込んでくるなら、それは侍女頭に動かされてだが、考えにくいことだ と思う猫猫。 <あるとすれば、楼蘭(ロウラン)妃。服装が派手なこと以外、不思議なほど噂が回ってこない> 声もほとんど聞いたことない、謎めいたキャラクターの ままだわ。 紅娘「今日の毒見は、私がするわ。そういう流れって、 わかるわね」 <皇太后さまが用意した席では、毒身役をつけない ということで、信頼していることを示すってことか> なるほどね。さすが侍女頭、頭を働かせる! 「あなただけど、皇太后さまが、手伝いに貸してほしいそうよ。また何か問題を持ち込まれているの?」 「べつにいいわ。どうせ言えないことでしょうから」 「ただし!玉葉様を裏切るような真似はしないでちょうだいね」 「!!紅娘さまを、敵に回したくありません」 <紅娘さま、やはり玉葉様の侍女頭なだけある> 玉葉妃への忠誠心! <用事といったら、呪いの件だよなぁ> 走っていく。 皇太后の侍女が待っていた。 かつて、後宮として使われた建物に案内される。 徹底して掃除されており、庭園もよく手入れされている。 入室禁止という部屋の前に来る。 戸を開けた途端、 <なんだ?この臭い> 「女帝と呼ばれた方の部屋であり、先帝が育まれた場所でもあり、みまかられた場所でもあります」 刷毛が床に落ちている。何に使ったのか? 臭いと刷毛が、怪しい。 「晩年、先帝と、女帝と呼ばれた母君は、あの部屋に籠ることが多くなりました」 その部屋で、女帝~先帝と続いて息を引き取った。 「失礼ですが、お若かったわけではありませんよね」 「天寿を全うされたと言っても、いいお年でした」 「ではなぜ皇太后さまは、呪いだと?」 「安氏(アンシ)さまは`私が呪ったの。いなくなればいいと。ずっとずっと、毎夜のごとく思っていたわ’」 「何か、呪いがかかったという根拠はあるのですか?」 亡くなった先帝は一年間、霊廟に安置された。埋葬のため、現帝と皇太后が遺体を見ると 「亡くなられた時と、ほぼ同じ姿で残っていたのです」 「つまり、腐ってなかったということですか」 「それで安氏さまは、ご自分が先帝に呪いをかけた と」 いくら霊廟が涼しいとは言え、あり得ないことだ。 <人は皆、土にかえる。殿上人も農民も同じだ。生まれた立場が違っても、それだけは平等なのだ> 「もうじき、あの棟は取り壊されます。それまでに調べてもらいたいのです」 「わかりました。ただし、一つお願いがあります」 なんだろう? ここまで読んでくださり、ありがとうございました。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年03月08日 11時52分00秒
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