青のオーケストラ(24) 最終回 「新世界より」感想
最終回。ドヴォルザーク「交響曲第9番 新世界より」全楽章がいい。大好きだ。(演奏するのが夢だった)故郷ドイツから来た佐伯にとって、新世界はもちろん、移住した日本。新しい世界で得たものが、俺の足を前へと運ぶ。遠く離れたこの新世界で、出会った人との共鳴を!中学時代は`宇宙人´と揶揄されたが、高校生活には馴染めてよかったね。青野 わかってる。この時間は、ずっと続くわけじゃない。私が15,6歳の頃、こんなふうに己を俯瞰したことないわ。ぼやっと過ごしていたし、こういう状況もなかったし。ヴィオラのパートリーダ 木村(女子)が入部当時を振り返る。次々と辞めていく一年生…やる気だった仲良しの子も去った。木村自身の気持ちも揺らぐ。オケ部に対し、確固たる意志はなかった。もうちょっと、あとちょっと…そんな`ちょっと´を繰り返して気がつけば、終わりの時間が見えてきた。一つのことに努力し、継続してきた人だけの境地がある。幼い頃からこれまでの思い出が、走馬灯のように駆け巡る青野。青野 父 3拍子は馬の歩行のリズムだ。青野 図鑑でしか見たことないから、わかんない。で、息子に乗馬体験させる父。いいお父さんだった時もあったのだな。(息子にヴァイオリンの英才教育をする上で、どうしても3拍子を理解させたいという熱意も感じる)様々な困難を乗り越え、自信をもって弾く。暗く、殻に閉じこもった青野はもういない。立石は、顧問・鮎川の厳しい指導に涙したことを思い出す。鮎川 定演まで、あと何日だと思ってるんだ?立石!今日は何日か言ってみろ! 圧のあるの口調に固くなる立石。(かわいそう)はっ…8月18日です! 鮎川がさらに大声で、責めるように立石!!怖いよ。虐めているみたい。が、予想外にトーンダウンし誕生日 おめでとう。部員たち 部長、おめでとう!(拍手)嬉しいけど、心臓に悪いよ。(>_<) 羽鳥は、原田からの説教を思い出す。いつものように、軽い調子でぶっちゃけ俺、オケ部で浮いてますよね。ていうか、嫌われてるかも!すると原田が、笑顔だが手厳しいことを言い出す。羽鳥ってさ、自分に甘いよね。(^_^) そして、表情が一変。別人のような鋭い目つきになり嫌がる人がいるの知ってるなら、変われよ。お前の中途半端な姿勢は、皆の努力の邪魔をする。 ~いつまで甘えてんの?もう2年でしょう。次期コンマスになるんだろ!?もう、自分だけのことを考えてるようじゃダメだ。ここはオーケストラだ!毎日 部活に来い。朝練だけでもいい。サボるのだけはやめろ。いいな。うゎー、原田の別の顔を見たって感じ。ご立派な高校三年生。本音だね。ずっと溜め込んできた、羽鳥に対する苛立ち。まあ、引退するコンマスとして`異端児´ 羽鳥に物申したいのも当然だ。だって、ここは軍隊みたいな部だから!緩く楽しむ なんて許されない。死に物狂いが当たり前。そんな中、兼部して`サボる´羽鳥は無論、反感を持たれる。いくら演奏が巧くても。果たしてそんな人物がコンマスとして部をまとめ、引っ張っていけるか?!そりゃ、原田は心配になる。`優等生´の後を引き継ぐにはあまりにも、部員たちからの評判がよろしくない。ひと悶着どころではないだろう、これからのオケ部。多くの部員から嫌悪される中、羽鳥がどう変わっていくのか。彼には彼の個性・良さがある。当然`優等生・原田´にはなれないし、それではつまらない。不甲斐ない後輩ですみません。ありがとうございました。原田の叱責を素直に受け入れる羽鳥。自分に後を任せる原田の思いに頭を下げる。その表情は、意外にも微笑。立石 部活漬けの毎日だった。ろくに遊ぶこともできない。他のことを捨ててまで、やる意味あった?わからない。 ~ 辛いこともいっぱいあったけど…でも、後悔なんて、ないよ。後悔ないと言い切れるなら、いいと思う。本当にイヤなら、ここまで続けなかったでしょう。部長までやったのだし、自分に合っていたのだよ。これから(受験が終わったら)遊べばいい。まだまだ若いのだから。鮎川に紫の花束!引退する米沢を前に、涙を浮かべつつ感情を出すまいとする立花。米沢と律子は、その様子がいじらしい!と立花に抱きつく。立花と律子、すっかり仲良くなった。律子、心が広いね。原田が、青野の肩にしっかりと手を置きこれからの、新しい海幕オケ部を、楽しみにしています!青野 ・・・はい!えっ…これでは、青野がコンマスに決まっているみたいでは?!隣にいる佐伯もコンマス候補なのに。ここは、二人の肩に手をやって言わないと。原作4巻まで読んでいたので、この番組で復習した感じ。青野が、うっとうしい/似合わない 鬼太郎ヘアをやめる時は来るのか?正直言って、原作もアニメーションも「大好き」というわけではないのだが、`音楽もの´ということで、無視できなかった。「第2期 制作決定!」の大きな文字が!えぇー!続くのか(・o・)!公式サイトによると「第1期の“イッキ見”放送も決定!」イベント・関連番組・イッキ見 NHK、けっこうこの作品に力を入れている印象。チェリストの山田が一番好き。