婚活食堂 第6話 昆布 あいのうた 感想
おでんがおいしそう!そして、美しい。馴染み客の茅子(かやこ 宮崎 美子)が、娘に見合いをさせている と話す。良い相手を見つけるため、婚活会社になんと費用120万円を払うつもりだとも。「大丈夫なのか?」と違和感を抱いた恵と常連客たち。また怪しげな婚活会社!結婚相談所に100万円払うような人は、結婚できませんよ。あちらを儲けさせて終わるだけ。私は知っている。常連客「これ、詐欺かもしれませんよ」会ったばかりの人に、はっきり言うね(笑)* *娘・咲子が母に、思いがけないことを告げる。「お付き合いしている人がいるの」茅子の前に現れたのは、50歳・子どもが二人いる男やもめ。ショックと怒りですぐさま立ち去る茅子・・・そりゃそうだよねと思う。* *「私の人生、母の言いなりでした」もう解放されたい。自身の意志を第一にしたい。「この恋は、進んではいけないのでしょうか?!」咲子を占う恵。「・・・大丈夫。二人のご縁は、良縁です」「でも、それが、当たったか外れたか、私が決めることはできまん。未来は、あなたの心一つなんですよ」あくまで`あなた次第´。早計に答えは出ない と。* *「私の人生は私のものなの!お母さんのものじゃない!」「どうしていつも、私をお母さんの履歴書みたいに…」家を出ていった咲子。* *「祝福する気になれない。咲子の方から私を捨てるっていうんですから」捨てる・・・穏やかでない言葉が出てきた。それほどショックだということ。「私にも意地があるんです。咲子は初婚なのよ!年の差21。女手一つで、大切に育ててきた一人娘を、どうして…」そう思うのも無理もない。なぜうちの娘が?!である。「茅子さん、心の中に、もう一つの心の声があるはずです。その声に、耳を塞がないでください」娘と絶縁なんてしたくない という悲痛な思いがあるはず。「胸が潰れるほど心配で…!あの子、これからきっと苦労する。あんな年上相手じゃ、自分の子だって授からないかもしれない。おめでとうって、今はまだ言えない」親心だね。そう思って当然だ。「今はまだ」と言ったのが意外。心の整理がついていないってことか。「茅子さん、大丈夫。だって、あなたの娘さんですよ」涙ぐむ茅子の肩を抱いて慰める恵・・・優しい。だが「きっと幸せになれますよ」相手の男性に会ったこともないのに、そこまで言っていいのか?!* *桜の季節・・・茅子は初めて、咲子の家庭を訪ねる。おでん、おいしそう!そして、美しい。温かく迎え入れられる。娘も幸せそうだ。胸がいっぱいになる茅子。(あら、素直で明るくて、よくできた子ども達)実は咲子と義理の娘は、恵の店で昆布巻きの作り方やだしの取り方の手ほどきを受けていた。茅子の好物をおいしく作るために・・・思いやりの心。「具材はね、煮込んで味をしみ込ませるんじゃなくて、ゆっくり冷まして、汁を含ませるの」時間がかかるのだな、おいしいおでんに仕上げるには。茅子たちも、時間をかけてすばらしい家族になるってことか。店の照明器具が、カッコいい。宮崎 美子、さすが演技がうまい。母親らしさを出すために、お化粧が控えめだった印象。おでんが食べたい。めぐみ食堂のおでんが。