外科医エリーゼ 第12話 「道」感想
エリーゼを守ったのはやはり、剣の達人ミハイル!強い。カッコいい。本当に危機一髪のところを・・・よかった!エリーゼを抱きしめようとしたミハイルだが「一刻も早く陛下のもとへ行かなければ!」震えながらも気丈な彼女に、触れることはせず。いい男だなぁ、ミハイル。あんな恐ろしい目に遭ったのに、ヘナヘナとならないエリーゼ・・・さすが、タフ。ミハイルもエリーゼが好き…でしょう。* * *陛下は危篤。ベン伯爵もグレアム医師も諦める。しかしエリーゼは、手術をしたいと言い出す。賭けともいえる手術・・・しかも患者は陛下。とてつもないプレッシャーだが、助かる可能性があるならば と、リンデンの許可を得て臨む!の、のこぎり!骨を切断?!そんなことして大丈夫なのか?!手術成功。よかったね!そうでなければ責任を問われ、罪人になるだろう。リンデンもタダでは済まなかった。一睡もせず大手術を行ったエリーゼだが、試験を受けに行く!エーッ!ヘトヘトのはずなのに・・・本当に超人だわ。リンデンがエリーゼを馬車で送る。(走って行こうとしたエリーゼ。どこに行くにも徒歩なのがどうも変だ。ましてや急いでいるのに)心から礼を言い、エリーゼの手に両手を添えるリンデン。父を、皇帝を失ってしまうことが、とても怖かったのだろう。「別々の道を歩んでいても、いつの日か、再び交わってほしいと、そう願わずにはいられない」おぉ!好意を口にした。「試験が終わったら、カフェレイの苺のタルトを食べに行こう」あーっ!言った!「ロン様?…なぜ…あっ、王族は、姿を変えられる道具を持っていると聞いたことがある」笑った!割に知られた話なのか。道具とは、きれいなアーティファクトのことだね。試験がメチャクチャ難しい。(エリーゼが受験するから…他の受験者が気の毒)エリーゼ98点、主席で合格!マイナス2点は「文字があまりにも乱雑で、読解不能となり、不正解として処理しました」「なんと汚い字だ」笑った! 唯一の欠点ね。王宮の美しい庭園を散歩する、陛下とエリーゼ。「エリーゼよ。人生の内で、大きく後悔したことはあるかね?」「私はある。大きな過ちを犯した」な、なに?何があったのか?悲しげな表情だ。「私もあります。後悔ばかりです」一度目の人生・・・酷かったからね。「ですが陛下、一度も間違いない人なんていません」「その過ちを過ちとして捉え、ちゃんと後悔し、それでも前へ進もうと、もがきながら生きていく。それでいいと、私は思います」高本 葵になってから、そのとおりに生きてきた。そしてまたエリーゼに転生し、引き続き同じ思いで頑張っている。偉 い。とても10代とは思えない発言・・・高本 葵の歩みがあったからこその信念である。「私はまだ、医師試験に合格しただけ。賭けの条件は`皇妃になるよりも医者として、より価値のある仕事ができる´と証明することです」「私が成人になるまでに、必ずその条件を満たしてみせます。賭けの勝負は、まだついていません」まだまだだ・・・というわけね。陛下にここまで宣言できる自信があるということ。賭けに、完全に勝利したい。* * *もしかしたら、なにかの拍子に高本 葵に戻るのかと思ったが・・・エリーゼのままだった。エリーゼの優しそうな母は、ちらっと姿を見せただけだった。・皇帝派と貴族派の対立(後継者争い リンデン対ミハイル)は続く。・エリーゼとユリエンは親友になったけれど、周囲が許さないはず。・リンデンの母が亡くなった理由について、説明なし。・皇帝が告白した`後悔´の内容も、明かされず。・リンデンはエリーゼの望みを尊重しつつ、そばにいてほしい気持ちも。・エリーゼも`医師としてやっていくこと第一!´ではあるが、リンデンにほんのり恋心がある。医師になれたのは喜ばしが、こういったことが引っかかる最終回だった。挿入歌2曲もよかったし、劇伴も美しくてよかった。声優たちが、実に巧かった。大河ドラマのようなスケールある作品で、4月以降も続くと思っていたので「えっ、もう終わるの?!」と驚いた。原作だと、もっと色々なことが展開されているだろう。読みたい。続編、ないのかな。イチゴタルトが食べたくなる。