百妖譜 第9話 乖龍 かいりゅう(上)感想
釣りをしていた桃妖と磨牙は、雷に打たれて危ういところだった。それは、雷神の下部(しもべ)乖龍という妖の仕業。悪態をつく乖龍。ケガをしているが、それはわざとだ・治療するな!と叫ぶ。「この傷をつけたのは、カンセンを止めるため」「あいつらは干ばつをもたらす」10年に一度の村の厄日(三日後)を狙ってやってくる と話す乖龍。桃夭「それであんたはカンセンを止めるために、わざと雷神に打たれて怪我をした。なんでそこまでするの?」カンセンを無力化するには、そうしなければならない。身を犠牲にする覚悟。磨牙「どうして君は、何の関係もない村を、命がけで救おうとしてるの?」答えない乖龍。カンセンの一部を見つけて襲うものの、重傷を負う。桃妖が手当てをして、一命をとりとめる。生まれつき怠け者と言われる乖龍が、ここまでするのはなぜか? 桃妖の問いに、やっと答える気になる乖龍。「`阿忙 あぼう´は、友達ってとこだな。初めて俺を必要としてくれた」仲良くなった少年のために、村を守りたいのか。柳公子が一緒だと、心強い。(でも、桃夭に借りを作る目的が…恐ろしい。それさえなければ)