それぞれの孤独のグルメ 第6話 ほっこり飯
少年が教会の前で立ち止まり、そこに置いてある`子ども食堂´の看板を撮影する。貧しい子なのかな…と思いきや、そうではない。経済的に恵まれているが、親が多忙で寂しい小学生。(ランドセルが小さく見えて違和感)そこに、初老男性が通りかかる。彼は、定年退職と妻を亡くしたことで、生活に張り合いがない。妻が手伝っていた子ども食堂のスタッフと出くわし「ぜひいらして」 と誘われるが、気乗りしない。櫻井 淳子、久しぶりに見た。今もきれいね。子ども食堂 開催の日・・・教会にやってきた少年。食べに来たのではなく、ボランティアするため。男性も、おずおずとやってきた。思いがけず、料理の手伝いをすることに。納品に来た業者に「ボランティアしていって!」と押し付ける人がいるか?!仕事中だっていうのに。豚バラ大根【味が染みれば 心も沁みる】 うまいねぇ。妻が料理の腕を振るっていた子ども食堂。スタッフたちが妻の味を引き継いでおり<わぁ、妙子の味だ。もう食えないと思ってたのに>これは感慨無量でしょう。少年<温かいな。出来立てって、やっぱうまい>出前ばかりの身には、アツアツにワクワクする。シイラの揚げ物五郎<よくわからんが、うまい> <手作りタルタル、いいじゃないか>子ども無料・大人200円という激安で、まさかの手作りタルタルソース!ほうれん草の胡麻和え<これぐらいの味付けがいい>いい塩梅だとおいしいよね。胡麻の風味も嬉しい。「今日はなんか、いっぱい食べられる」一人きりでないことで、食欲が湧く。お手伝いしたしね。男性もおいしそうに食べる。箸が止まらない。<この味付け、なんというか、実に人間的>言わんとしていること・・・なんとなくわかるわ。少年と男性・・・隣り合って座っているが、ほとんど言葉を交わすことはない。ただ夢中で、どんどん食べ進める。ノンストップ!<お父さんが帰ってきたら、お母さんと三人で行きたいなぁ!>かわいいこと言うね。楽しみがあるのはいいこと。食後。「おじいちゃん、また来る?」意外とフレンドリー(笑)「うん、また来るよ」(^・^)来た時とは違う表情に。祖父と孫のような年齢差だが、友達になれそうだ。活動を手伝う気にもなる!妻の遺影に、笑顔で話しかける。シイラ・・・スズキ目シイラ科。大きいもので、2m、40kgにもなる。味は淡白でクセがない。高級魚。夏によく獲れる。油揚げたっぷりの味噌汁も、おいしそうだったな。平田 満がいい味出していた。音楽も温かみあった。店ではなく子ども食堂を採用したのが、新鮮なアイディアだと思った。いつもと違う様子が、おもしろかった。