日本の切り絵 7人のミューズ(そごう美術館)感想
久しぶりのそごう美術館。都内の催しは平日でも混んでいるが、少し神奈川に入るとアラ!意外と空いている。土日は違うだろうけど。一口に切り絵といっても、7人のアーティストたちそれぞれに表現方法があり、信念がある。切る技術以前の発想力・デザイン力も凄まじい。やはり「絵」なので着想が土台にあって、それを切り絵として表現する能力・センスが圧倒的だ。やはり強烈な印象を受けるのは、超絶技巧の作品だ。「えっ」「うぁ!」「これ、人間業と思えない」「美しい」「すばらしい」これらの言葉が何度も何度も頭の中をグルグルする。まさに「度肝を抜く」「息をのむ」である。切り絵でここまで表現できるのか!と。特に凄いと思ったのは、切り剣masayoの技術。細ーい曲線(2,3ミリか?)の部分が、僅かに波打っている。生き物の作品を主としているようで、どの作品からも愛と尊敬を感じた。美しく、力強い手業に驚き、魅了された。才能の凄さ。ここまで出来る人たちは、国宝だ。* * *会場は空いていて、他に数人しかおらず。「この状況でマスクするなんて、バカバカしい」と外した。が、やってきた警備員からマスクするよう声掛けされてしまった。そこのルールなら仕方ない。即座に従うが、ストレス。政府が「13日以降、マスクは個人の判断に委ねる」と発表したが、結局多くの施設が「マスク着用のお願い」をそのまま続けるのではないか。私の顔は汚くて嫌いだが、それでもマスクはしたくない。早く日本社会が脱マスクしてほしい。不気味だし、相手の声が聞こえないし、本当にイヤだ。