ブリティッシュ・ベイクオフ5(7) デザート・前編 感想
出場者は9人。<問われる精度もますます高くなる。さらに、作品も夢も溶けて崩れる未曽有の危機が>一体に何が?!事件?課題は「セルフソーシングプディング」メル ソースを仕込んで焼くプディング。一人分サイズを8個作ってください。デコレーションも味も自由。制限時間は2時間。P カギは、軽いスポンジを短時間で焼き上げること。仕込んだソースがいい塩梅で溶け出すのと、スポンジがふんわり焼き上がるのとを同時に叶える。タイミングが全て。M 代表的なのは、フォンダンショコラ風の、中央にソースを仕込むタイプ。あるいは、焼くと仕込んだソースが底に溜まるタイプです。食感が楽しめる・とろみのあるソースが理想。ルイ 正直、こういうのは得意ではありません。ソースとスポンジを一緒に焼くなんて、不安です。<9人中5人はフォンダンショコラのタイプにする>マーサ 家族全員ピーナツバターが好きなので、フォンダンにも使ってみたい。切ってトロッと出たら成功です。番組出演と学業とを両立させている。偉いね。ナンシーは2色のプディングを作る。10回練習して、1回成功しました。確率低い!それなのに本番で作るのか。P 思うんだが・・・いや、やめておこう。どうぞ言ってください。P 挑戦するのがすばらしい。度胸ある。フォンダンショコラは作り慣れているから、冒険します。余裕だな。<ファンダンタイプでは、時間をかけてソースを冷やさなくてはならない。ソースはトロッと、スポンジはふんわりさせるために>イアンが、時間管理に自信がない と心配顔。<ソースを包むスポンジは、短時間で焼ける軽いものが理想。でも、ソースが漏れない強度も必要>難しいな。フワフワ過ぎてもダメ。<フォンダンタイプ以外のプディングを作るのは、チェトナ、ノーマン、ルイ>洋ナシを使うルイ。なにやら、期待できそうな気がする。チェトナ 先週はインドの風味ばかりだったので、今回は趣向を変えます。他の味も作れるって見せないと。確かに、インド続きでは審査員も飽きるだろう。で、ルバーブを使う。(イギリスでは人気の野菜だと、この番組で知った)ノーマン 前回、シンプル過ぎると指摘されたました。今回も素朴だけど、合格したい。またシンプルなもの!・・・何度も何度も指摘されているのに、頑固だなぁ。勝ち残りたくないのか?と思ってしまうよ。P ソースの量は?ざっと60cc。Pだいだい?!(苦笑)65ccになるかもしれない?気が向いたら多めに入れます。Going my wayである(笑) なんだか、こういうところがお年寄りって感じがする。(非難ではない)昔ながらのプディングを作るのは、ダイアナ。<材料を一度に混ぜ合わせる><ダイアナ以外は、ソースと生地を合わせる作業にかかる>* * *<イギリスの都市 ペイントンでは、13世紀以から特別な機会に巨大プディングを焼く伝統がある>ベイカー「1859年、鉄道開通の際にも街を挙げて巨大プディングが作られた。ピラミッドのようで、1,5トンあった」歴史家「8月の暑い日に、大勢が集まった。興奮状態の人々が、我先にとプディングに突進した結果、暴動に発展。その数1万8千人。特別な催しで、レーズン・レモン・ナツメグ・砂糖は、当時の人々が口にしたことのない贅沢品だった」暑いし、早くごちそうを食べたいし で、気が急いたってことか。* * *オーブンから出す段階に。ケイト エッ、なんてこと!噴き出している!これじゃダメ。最悪。<プディングは、少しでも焼き過ぎるとスポンジが硬くなり、ソースが固まってしまう><反対に、焼き足りないと生焼けに>ノーマン 良さそうだが、審査員には派手さが足りないかも(笑)自虐的というより、嫌味かな。マーサ 型から出した時、崩れないといいなぁ。かわいい。=審査=リチャード ブラックフォレストのフォンダンP ナイフがスッと入る。M これぞまさにセルフプディングね。チョコレートがふんだんで、とてもおいしい。P バランスがいい。全体が複雑な構成でありながら、見事にまとまっている。見た目もいい。添えてあるピンク色のものは、何だろう?クリーム?チェトナ作 ルバーブと苺とオレンジのプディングM スポンジはおいしい。ソースの量が少し足りない。P 見た目はすばらしいが、ソースが足りない。カラメル細工が目立つ。チェトナは、大ぶりな飾りを載せるのが好きだな。マーサ作 ピーナツバターのフォンダンP わぁ!(^_^)ソースが溢れ出ているものがある。M 見た感じ、ソースたっぷりね。トロリとしている。P あっ…口がくっつく。ピーナツバターが濃すぎる。もっと薄い方がいい。モソモソする。M 確かにピーナツバターが多すぎね。だけど、スポンジは軽やかでおいしい。家族の好物だから、多く入れすぎちゃったか。見た目もいい。ルイ作 洋ナシのプディングM ソースというより茹で汁。P そうだな。スポンジがかなりペチャっとしていて、おいしくない。水っぽい液体にまみれているし。見た目はおもしろいと思うが、味で大失敗。ナンシー作 チョコレートとピスタチオのプディングあぁ、見ていられない。M ソースが条件よね。柔らかいとはいえ、ソースではない。P 風味はいいが、焼き過ぎ。スポンジがパサついている。緑色がきれいで見た目はいいが、失敗。イアン作 ライムとラズベリーのフォンダンM チョコレートが濃厚で、ラズベリーソースもおいしい。P チョコレートとラズベリーは相性抜群。スポンジとソースの塩梅も絶妙。おいしい。時間を心配していたが、優れたものを完成させられた。ケイト作 チョコレートと塩キャラメルのプディングP 見た目 良し。外側にナッツをまぶすアイディアがいい。チョコレートの濃い色とよく合っている。ポールがプディングに包丁を入れるが(ソースが)流れ出ない。M でも、柔らかくていい感じよ。P いいソースだと思う。スポンジ自体は絶品。とてもよく焼けている。上出来。オーブンの中でソースが吹きこぼれて「Oh no!」と嘆いていたが、意外にも見た目も味も褒められ、高評価。ナンシーも同じようにソースが固形化しダメ出しされたが、なぜかケイトは全く咎められず・・・それどころか褒められる。この差は何?!確かに、ナッツによって見映えが良くなっていると思う。ノーマン作 スティッキートフィープチプディングM パッと見は少し雑だけど、ソースがおいしい。P ソースはうまいが、見た目はいまひとつ。家族で食べるならいいけどって感じか。ダイアナ作オレンジとレモンカードのティーカッププディングM ワクワクする。プレゼンテーションがすてき。P 風味抜群!味の組み合わせが完璧。秀逸。ダ だけど、ソースは良くないんじゃ…。P いいや。あぁ、よかった!ティーカップを使った演出が目に留まる(もっとプディング自体と全体像を映してくれ)これは食べてみたいな。ケイト 晴天の下、最高の結果。気分爽快。ナンシー パサついているだなんて。できたらすぐに食べるものだから、ケーキみたいに乾いてしまう時間はない。彼の言ったことに納得できない。不満顔。経験豊富なプロの指摘は、素直に聞いた方がいいと思うが・・・本人としては腑に落ちない。マーサ 思ったようにいかなくて、正直くやしい。それがこの番組ですが。闘志に火がつきました(^_^)ニコニコかわいい顔して、心は燃える。ノーマン スティッキートフィープディングですから、見た目の美しさは大事じゃない。外見はいいが、中身が腐った人間もいる。これはその逆で、外見は悪いが中身は最高。長く生きてきた分、イヤな奴に出会いイヤな思いもしてきた・・・ということね。でも、この言い分は屁理屈ではないか。これはコンテストだから、見た目も審査対象だ。ナンシー同様、作品に自信があって批判に不満がある。ノーマン、頑固だな。セルフソーシングプディングがどういうものなのか、いまいちわからないので検索すると【ひとりでにソースができる/プディングがソースを作る一つの容器の中に、ケーキとソースが一緒に収まっている焼くと比重の軽いスポンジが上に、ソースが下に溜まる】とある。なにやら、焼くとスポンジ部分とソース部分が分かれるという科学現象によってできあがるお菓子らしい。凄く甘いのだろうな・・・。