孤独のグルメ Season10 第10話 (中華料理で感嘆)感想
お客さんは、スナックのママ。で、遊ばれちゃった五郎。へぇー、ノンアルコールビールなら飲めるのか。(それもダメです とやんわり断るのかと思った)商品は、シーシャ・・・水タバコ。「井之頭さん、この後まだ お時間あります?」五郎を困った状況に導く魔のセリフ。さっさと逃げた方がいいが「あ、大丈夫ですけどー」ママが予想に反してすんなり商品を決めてくれたので、つい気を良くして軽く答えてしまう。で、投資話をもちかけられる。「パソコン持ってるでしょう?」「持っていないんですよ」「エッ、でもこれ、パソコンで作ったんじゃ…」「部下が・・・」「さっき、一人でやってるって」「部下みたいな人間に、業務提携してまして…」「あっ、電話だ。大事な電話がかかってくることになってたんだ」「鳴ってないですよねぇ」「バ、ババ、バイブ あ、もしもし」社会経験と年の甲で咄嗟にごまかし、脱出。* * *元住吉。名前からすると中華っぽい 店に入る五郎。 謎メニューのしぶきで、目が開いていられないほどだー。私なら、面倒くさくなる。「腸粉(ちょうふん)っていうのは何ですか?」「お米を粉砕して蒸して作ったもので、ウチは中に豚肉を入れています」・朝鮮人参片烏龍茶色が薄い。でも おぉ~ いい香り。おいしい。わかんないけど、絶対からだに良さそう。朝鮮人参という名からしてね。茶器が小さめでかわいいな。・豚肉腸粉ワイルド ビッグな葛餅って感じ。米の粉だけど…色や質感が似ているみたいね。米がこんなふうになるのか!うわー、ブリンブリン。こんな食感のおかず、初めて。ブリンブリン…?プルンプルンではないのか。ラージャオジャンで味変。オーッ!この辛さ、いい。なんとかジャン、いいじゃん。聞いたことない調味料。どんな味なのだろう?・本気の雲呑麺 雲吞とかいてワンタンと読む・・・知らなかった。極細。「本当の雲吞麺なので、麺が他と少し違います」おぉ、凄い弾力。ウーン、唸るしかない。店員から<中国の赤いお酢>で味変してみて と勧められる。なるほど。この酸っぱさ。ナイスアシスト。好き好き。ウーン、黒酢とは違うシャープさ。確かに赤っぽい。・朝鮮人参粥【お粥の中で、ダントツ一番人気です】ここは、謳い文句を信じてみるか。おぉ~、しっかり味。こんなの初めてだ。俺の知ってるお粥と、全然違う。これが広東粥かぁ。中華、深いなぁ。いい色・いい艶。これも体に良さそう。弱っている時に食うという、俺のお粥感は打ち砕かれた。これは、元気モリモリの時にも食べたい。朝でも昼でも夜でもいける。日本人がイメージするお粥を飛び越えているってことか。胡椒をかけて味変。・牡蛎の中華お好み焼き見た目、チヂミっぽい。確かに。おっ、これは…牡蛎のエキス、出まくり。丸ごと牡蛎が入っていると思いきや、生地に練り込まれてるとは!このモチモチの生地もいい。きれい。焼き色が最高。香ばしい感じがする。牡蛎の余韻を残しつつ、食べるお粥がまたいいじゃないの!食の喜びに興奮気味。中国を舞台にした、大炭水化物祭りだ。米~麺~米~小麦粉だものなぁ。たった一人で、これだけの品数を。多彩な味つけで。凄すぎる。本当に、頭が下がります。驚くほど優れた料理人に、感嘆しきり。敬服の念で心がいっぱいになる。知らなことの連続だった。中華の真実に辿り着くには、四千年くらいかかりそうだ。フッ。いやぁ、凄い店だった。脱帽の思いで店を後にするの五郎だった。シーズン11,制作するのかなぁ・・・。