しあわせは食べて寝て待て 第9話 最終回 感想2
山暮らしの司は、認知症の男性に出くわし保護する。そして、祖母が夜中に行方不明になった時のことを語る。「ふと思ってしまったんです。このまま、見つからなければいいのにって」それほど苦労していたのだな。「こんな人間に、誰かの面倒を見る資格はないです」これが司の罪悪感。すると「気にすんな。いいんだよ、一郎。お前は悪くない」認知症のじいさんだが、司のうしろめたさを理解し、慰めるようなことを口にする。思いがけない言葉が、司の胸に刺さる。さらに、ちょうど電波の届く場所に来たところで、さとこから電話が。友だちの愚痴を聞くのを断った と言い「私は、やっと、自分を大切にできるようになったんです。 やれるだけやった。そう思うことにします」「・・・はい。それじゃ」言葉少なく、電話を切った司。「やれるだけやった か…」柔らかな笑顔。罪悪感から抜け出せたようだ。司に電話し、不自然な内容の話をしたさとこ。いきなり「私は友だちの愚痴を拒否した。それでどう思ったか」なんて語るの、とても妙なことだ。普通ではない。だからさとこのその言動が、意味深長に感じられた。彼女は、司の自責の念を感じ取っていたようだ。てるてる坊主がかわいいな。おいしそうな、体に良さそうなスープ!大ぶりの梅干し。きれいだな。司の姿を目にした時の鈴の反応を、加賀まりこが巧みに演技していてすばらしい。ネギを持って帰ってきた司(笑)そろそろ鈴が、すき焼きを食べる頃だと思ってのことか。「よかった よかった!」幸福感あふれる終わり方にホッとし、心が温かくなった。* * *しかしさとこの病気/経済的な苦労・鈴が90歳・団地の高齢化と建て替え問題大変なこと・辛いことも確実に横たわっている。司は八つ頭という友人はいたものの、高齢者に囲まれた生活に物足りなさというか、退屈を感じなかったのか?さとこは、職場では同世代や年下の人たちと接しているから、それでバランスとれるだろうが。八つ頭・反橋のその後を知りたい。二人とも、どこでどういう仕事をしているの?一番好きなキャラクターは、青葉だな。田畑 智子の演技も好ましかった。青葉みたいな人と、友だちになりたい。加賀 まりこがこんなおばあさん役をするとは、意外だった。肌つや良くて活舌もいい、なにより体がよく動くから、90歳設定は無理があったな。小ぎれいなおばあさん。病気・親子・介護・血縁によらない人間関係・挫折や低迷からの再起いろいろなことを含む作品だったと思う。シーズン2,きっと制作するだろう。放送はいつになるのか・・・それまで生きていないとな。