韓国ドラマ「クリーニングアップ」 第1話 感想
「インサイダー取引」証券会社の清掃員・ヨンミ(ヨム ジョンア)。えっ!イヤフォンで音楽を聴きながら仕事していいの?!(のっけからこんなに驚いたドラマ、初めてだ)上司から好かれていない。ぞんざいに扱われる。反抗期と、年端もいかぬ娘が二人いる。借金を抱えている。(いまどき、あんな暴力的な借金取りがいるのか)仲の良い同僚・インギョン(チョン ソミン)は、起業(キッチンカー購入)を目指している。会議室の隅に隠れて休憩?サボり?そこに男性社員が来るが、ヨンミに気づかず電話で話す。身動きできず、聞くともなく耳を傾けるヨンミ。インギョンも、イヤフォン付けて掃除している!再婚した元夫は娘たちと暮らしたいがために、養育費を払わないという荒っぽいことをする。公園のベンチに座って話す二人・・・1mくらい間隔を空けているのが、心の距離を表している。ヨンミは彼の浮気のせいで離婚したと言うが、彼はヨンミが賭博で借金をつくったことを責める。「お前の賭博の借金もバラそうか」子どもたちに内緒にしているのか。「あぁ、離婚しても終わりが見えない」「父親の責任を果たすなら、すぐに払って」離婚の原因は夫の浮気だけではなく、ヨンミの言動にもあるような。アパートに帰ると、階下の住民から「うるさい」と苦情を言われる。部屋の中で走り回る姉妹を怒鳴るヨンミ。長女はプイ!とむくれる。次女は泣き出す。疲れて帰ってきてこれは、面倒くさいね。「ワークテック電子の株価が急上昇」と報じるTVに、かじりつくヨンミ。ワークテック・・・会議室で、社員が口にした言葉だ。さらに翌日、女子社員たちが「インサイダー取引で捜査が入る」と話しているのを耳にし、会議室で電話していた社員も同じことを行っているのではないか?と怪しむ。で、懸命に株の勉強をし、インサイダー取引について理解する。もちろん、犯罪行為だということも。男性社員の様子を、注視するようになるヨンミ。インギョンに、社内で不正行為…インサイダー取引が行われている と話す。そして、自分たちもそれで大儲けしよう と持ちかける。だが「犯罪なんでしょう」「清掃員だからバレるわけない」「あなたは自分お店を持てる。私は借金を返せる。人生に希望の光が差すのよ」「私はやらない。犯罪だから」いたって冷静、良識人のインギョン。紙コップやお菓子の袋を、机に置きっぱなし・・・社員はエリートなのかもしれないが、マナー悪い。またしてもインギョンを誘うヨンミ。「確かに犯罪よ。でも、悪いことをして得た情報じゃない。偶然聞いちゃっただけ。それに、誰にも被害を与えない」いや、それは屁理屈だろう。「罪は犯したくない」「ならいいわ。お金を貸して」えっ・・・なんなの、この人!「お金持ちの人は欲にまみれているの。余裕のある人こそ、平気でそんなことをするの。それなのに、私たちはダメなの?平凡な暮らしを手に入れるだけよ」気持ちはわからなくもないが、犯罪だ。「罪を犯さないのが平凡よ」いい返し!そそのかされないインギョン。立派。誘うヨンミと断るインギョン…対立して、お互い渋い顔。反りが合わない同僚 スジャに、お世辞を言うヨンミに「バカね。スジャさんは、リーダに媚びて私たちを監視してる人よ」「私は何も持ってないの。貯金も稼ぎもない、ただの惨めな女よ」「だから言ってるでしょう」「お金のせいで、人間関係まで壊したくない」「罪は犯したくない」「貧乏だからって、罪まで犯す必要はないでしょう」まっとう。ぶれないインギョン。二人の仲に小さなヒビが入ったかと思われたが、あっさり仲直り。基本的には相性がいいってことね。電車の椅子が、ステンレス!?布が張っていない。ヨンミは、個人宅の清掃やコンビニの仕事もしている。働きづめ・・・大変だなぁ。コンビニ。39回目の就職面接がうまくいかなかったという、やさぐれた顔の女性客に、廃棄するおつまみを渡すヨンミ。(優しいところもある)そして「しっかりしなさい。若くてきれいなんだから。何を焦ってるの。人生は長いわよ。何度も挫折しながら年をとるのに、今からそんなんでどうするの」いや、39回も面接を受け続けなければならないなんて、相当落ち込むよ。暗い気持ちになって当然。ヨンミは44歳・・・なるほど。「大人のくせに、いいアドバイスもないの?」「私の人生がうまくいってないから。苦労して就職したところで、給料なんて一瞬でなくなるわ。~夫が浮気したら?~バツイチになって、住む家もなくなる。~お金を 借りたらその瞬間、借金まみれよ」己のことね。「生きる理由って何?」「いいことがあるかも。宝くじに当たるかもしれないし」「そうやって、生きる理由を作ればいいのよ」「どんなにお金持ちでも一日は3食で、どんなに偉い人でも1日は24時間なのよ。~生きる理由を作ってごらん」どんな人間であろうと、生活のベースは同じ。だから、苦しい状況でも何かしら、心の支えを持てるものだ ということか。そこに借金取りがやってきた!「電話も出ない上に、居留守を使って」「金も返さないで、人の心配をしてる場合かよ!」ごもっとも。「じきにお金が入るので、今回だけは信じてください」何度も同じことを言われてきた借金取りが、ため息をつく。「十日やる」「今度 信頼を裏切ったら、ただじゃおかない」最終通告。* * *ヨンミは問題ありの人物なのだが、どこか憎めないキャラクターという感じか。仕事を掛け持ちしてしんどいはずなのに、職場で不機嫌な様子を見せないのが偉いと思う。とは言うものの、善良な人ではない。一方、インギョンは分別がある。二人の対比がハッキリしている。でも・・・そんなインギョンも気持ちが変わり、ヨンミの誘いに乗る展開ってわけか。社員のみならず清掃リーダーまで、清掃員を下に見ているだろう。