ドラマ10「テミスの不確かな法廷」第2話 感想
【真実義務と誠実義務】被告人の名前の漢字が、気になって気になって仕方なく、うろたえる安堂。山路 自閉スペクトラム症のこだわりは、変化することが多い。へぇー、そうなのか。傷害事件を起こした男子高校生・栗田の弁護を依頼された小野崎。父親がその高校の卒業生で、有力者という背景があってのこと。部長に詰め寄る落合・・・大先輩の上司相手にガンガン!強い態度で物申す。凄いな、いまどきの若い女性は。門倉 裁判官なんて、なるんじゃぁなかった。…あと2年で定年を迎える俺の、ささやかな好奇心だよ。意味深長だな・・・。裁判中に、気が散ってしまう安堂!えーっ(>_<)場の空気が読めない安堂。門倉 安堂君さ、君の言動には常に驚かされるよ。安堂 ありがとうございます。いや、褒めてないから。それとも何それ、新手の皮肉返し?彼は、発達障害の特性を知らない。目撃者が、噓の供述をしていると思う安堂。小野崎 私は、証言者が記憶違いしているのかもと。嘘とまでは言わないが、疑念はある。高校時代、虐められていた安堂。多くの人間は、場の空気によって行動が左右されます。学校は社会の縮図。小さなコミュニティーではきっかけ次第で、異常は時に正常となりうる。`執行官ならお金の修羅場を何度も見てきたはずだから、何か手がかりをくれるのではないか´と思った安堂に促され、小野崎は津村を訪ねる。修羅場(笑)対価は?易々と教えてくれない。利口というか、抜け目ないというか、狡猾というか。噂は聞いています。お父さんは、あの駐米大使・小野崎淳造さん。超エリート。津村から、高校生らの賭博を示唆される。学園には、大企業のご子息も多いでしょう。「ノミ屋」 初めて聞く言葉だ。どういう意味?真実を言わない栗田に、小野崎が迫る。集団賭博。未成年によるオンラインカジノの事件が、全国で起きている。スマホとキャッシュレス決済の普及で、抜け道があるから。今の時代を表す悪事だな。賭け金は高額になり、借金返済のために窃盗事件を引き起こすまでになった。高校生が・・・世も末ね。被害者の意識が戻るが「覚えていないので話せない」小野崎は、学校が集団賭博を隠ぺいしていること確認。理事長 依頼人の利益を守るのが、弁護士の務めですよね。学校の不道徳は無視しろ と威圧。門倉 (小野崎を見かけ)よう、お嬢様弁護士。本人に向かって言うか!(笑)裁判って、何のために、誰のためにやってるんですか?刑事弁護人の役目は?依頼人の利益って何?悩む小野崎。弁護士なんて、なるんじゃなかった。そんな軽々しく言うなよーと思ったが・・・何の話?過去の話です。意味深長だな。どういう背景があって、父親と同じ弁護士になったのか?俺になんか話さない方がいいよ。裁判官なんてなるんじゃなかった。そう思ってる俺にな。ん?門倉にもなにやら闇があるようだ。喫茶 パロマ・・・小野崎が安堂を待っていた。私、東京からこっちに逃げてきたんです。なぜ、私に話をするんですか?無視して話を続ける小野崎(笑)・ ・ ・半年前に担当した刑事裁判で、苦悩した。こっちに来て、もう法廷には立たないと決めた。でも、弁護士会からどうしてもって頼まれて、最後に刑事弁護をやることになった。それが、この前の江沢 卓郎の事件です。やめようと思ってたのに「よし!」って思えたんです。「よし」とは、どういう意味でしょうか?彼女のその時の感情が、安堂には伝わらない。安堂さんのせいです。あの「よし!」って感覚が忘れられなくて、今回も引き受けてしまった。後悔しているなら、弁護人を降りれば済む話です。他人事事だと思って。他人事です。ドライね。(笑)被告人に少しでも寄り添ってしまったら、そう簡単には割り切れません。人情というものか。被告人は嘘をついてる。それに、まだわからないことも。わからないことを分かっていないと、わからないことはわかりません。その上で、真実を明らかにする「真実義務」と、被告人の利益を守る「誠実義務」、2つの義務が衝突した場合、どうするか決めるのは弁護人の裁量次第。司法修習で学んだことです。難しい話だが・・・なるほどなぁ。私に話さないでください。検察官抜きで このように会うのは倫理に反しています。わからないことを、わかっておきたいんです。小野崎にそう言われた安堂は、検察官・古川を呼び出す。予想外なことに、顔をしかめる古川。小野崎は・被害者・八木が栗田を庇うために、事件の記憶がないふりをしているのではないか と推測している。・その理由を知るために、二人のことを幼少期から調べた と古川に話す。庇っているのが事実なら、正当防衛の主張が崩れることだぞ。わかっています。栗田の弁護人としては、`いい話´ではないってことか。俺から話せることは…これだ。(手を組んで見せる)小野崎がハッとした表情になる。・・・ん?どういうこと?こっちが掴んでないとでも思っていたのか?!「握った」決定的な証拠はまだだが、秘密ってのは外に出たがるものだ。隠しておくのは難しいぞ。古川は、なんらかの事情を知っているってことか。栗田・栗田の父親・八木の名前が左右対称・シンメトリーであることに注目する安堂。 偶然の偶然は必然なのかどうか、調べてみるべきだと思います。八木に会う小野崎。私は、栗田 奈央さんの弁護人として、真実を明らかにしたいと思います。学園の名誉を守るのではなく、栗田 奈央さんの弁護に徹します。学校の意に添わず、栗田個人のために仕事をする覚悟。そして法廷で、栗田と八木の兄弟関係を明らかにする。八木の思いを知った栗田は真実を話し、嗚咽する。もし被告人が自白してなかったら、こっちが真実を暴くことになった。女性検察官 そうなってたら、執行猶予はついてなかったかもしれませんね。なんだか負けた気分だ。いいところ、全部持っていかれたよ。微妙な感想を口にする古川・・・この裁判結果は、検察にとってどういう位置づけになるのだろう。(頭が悪くてよくわからない)古川は、`全て´調べ上げて知っていたってこと?よくわからない。学園の顧問弁護士を辞退した小野崎。そりゃそうだ。理解に苦しむなぁ。学園に配慮しない=津村の思考回路にはない ということか。幼稚な感想かもしれないが「法律って難しいなぁ!とても奥が深い。悩ましい」と思った。法廷もの、難しい・・・。被告人の無実を信じて全力を尽くしても、救えない。被害者の方に落ち度があり、被告人は巻き込まれたにすぎない。しかし、立証が難しい場合罪を認めて、情状酌量を訴えた方が賢い選択です。真実より、譲歩した方が得 というのが衝撃的だった。弁護人にそんなこと言われたら・・・絶望するわ。