淡島百景 第8話 感想2
「雅楽川 静香」鏑木 夕希をきっかけにクラスメイト・佐々木 香音(これまた今風の名前ね)と仲良くなり、その流れで香音の仲良しグループに入る。皆で、鏑木 夕希の公演を観に行く。(実花子とのWキャストの?)その公演の脚本を書いた、香音のおじさんにも会う。「鏑木 夕希さんの楽屋には、もう行ったの?」<本当に夢のような、現実に戻った今も、夢の中にいるような・・・そんな一日だった>感動する静香。(鏑木に会えたのかどうかは、不明)香音が休んだ日の昼休み、仲間たちは彼女の悪口を言う。<えっ・・・怖っ!なんだ これ。あんなにニコニコして記念写真 撮ってたのに。みんなでキャアキャア質問攻めにしたのに。その裏で、こんなに怖いことを笑顔で昼食のつまみに?>態度の違いに、メチャクチャ引く静香。<私はせめて中立でいよう。どちらの側にも立たない。どちらの味方もしない。 ~ 一匹狼の方がマシだ。ただひっそりと、平熱で、平穏な日々を>中学生が、そんなに思慮深いとは。グループの一人が、大好きな俳優が演劇公演をするので「楽屋挨拶、ダメかなぁ?」と香音にお願いするのを見た静香は、怒りを覚える。陰口を叩きながら、利用するのか!と。<どうしたらそんなに厚かましくなれるものなの?>心の中で呟きながら、ゆっくりとその子に近づく。何と言ったのかは、不明。以前、仲間たちに言われたことを思い出す。「雅楽川って名前、なんか凄いね!雅楽川さんに合ってる感じがする。クールって感じ」<私は別にクールでも何でもないのだが、その時からそう演じるようになったと思う。だけど・・・>憤慨し、ひとこと言ってやる自分を抑えられず。<演じるって難しいな>そう思った彼女が女優を目指すってのが、おもしろいと思う。「クールって感じ」という何気ない言葉に、自身を寄せてしまった静香。フッと義務感のように受け止めてしまったのか。思春期のゆらぎなのか。「みんな初等部の頃から一緒で、 ~ だから結構きついことも言うけど ~ 悪い子たちじゃないだ」静香は中学受験したってことだ。香音は、器が広い性格ってことか。<佐々木さんの方がよほど中立で、クールで、大人だ>中立?その言葉は、当てはまらないと思うが。「でも、嬉しかった。ありがとう」いい子だな。ひょっとしたら彼女は、仲間たちが悪口を言っていることに薄々 感づいている?学校生活を維持するために、グループにいるってことか?静香と一緒に、歌劇学校の合格発表を見に行く香音。「泣くのも笑うのも、とことん付き合う!」親友になった二人。<初めて自分の夢を打ち明けた人。私は淡島に。香音さんは留学することが決まっていた>よかったね。あんなグループから離れた方がいいよ。いい機会だ。「味方が一人いたの」静香に中学時代の友達がいると知った絵里は「人間関係リセット組って言ったくせに!」とわめく。「羨ましい。あたしには誰もいなかったのに」「今は私たちがいるじゃないか」「そうよ」「ありがとう!」昭和…桂子の時代は虐め問題があり暗かったけど、令和の彼女たちは友情を育む・・・その差!小清水が部屋に入ると、ルームメイトの静香が、携帯電話を片手に・ストレッチの体勢で・満面の笑みを浮かべている!呆気にとられる小清水。部屋で通話してはならない規則を破ってしまったことを謝る静香に、小清水は表情を和らげ「 ~ 至って冷静な、そういう人だと勝手な印象をもっていたので、こんなにお茶目な人だとわかって、親近感が湧きました」こうして、さらっと本心を口に出したことに好感。「いいと思います。柔軟は大事ですから。ただ、相手の方には失礼かもしれませね。あとは、今後 気をつけてください」先輩らしく、注意すべきは注意する。そこもいい。うなだれて平謝りする静香の、生意気なところがないのにも好感。「じゃあ、寝る前のストレッチしましょうか」「えっ」いい先輩だな。粋じゃない?それぞれのベッドで<ふたり静かにストレッチを行った>いい時間だったね。<香音さんに早く会いたい。優しくて、お茶目な友達や先輩がいるの。早くみんなに会わせたい>淡島に来て、絵美や住吉のように失望する者もいれば、静香のように出会いに恵まれる者もいる。運だな。同室の先輩との関係に悩む子は、少なくないだろう。逆に、後輩が悩まされる場合もあるのではないか。かなり年季の入った校舎。もう建て替えないと(>_<)