豆蔵コラム10
『豆蔵コラム10』5/7放送分※※※※※※※今回も、珈琲の甘味(旨味とも言います)。その甘味のある珈琲についてお話しさせていただきます。その前に・・・先週ご紹介したブラジルサントスNo2アマレロブルボン。焙煎してから1週間以上たってしまったので自分達で飲んでみました。因みにお店でお売りする珈琲は出来るだけ焼きたてを置いてあります。ですから、焙煎して時間がたった豆から豆蔵の口に・・・味なんですが、もう1週間くらい寝かせた方が好きな豆蔵からすると甘味は問題ないのですが、コクと言う面では1週間という時間は少し物足りない気がしました。コクが出るまでには、もう少し寝かせた方が良いかな~ただ、いつもお話ししている通り好みは人それぞれですので、この感想が正解と言う事はありませんからね・・・。・・・とは言いつつ、今回お話しするガテマラの甘味については寝かせる時間が必要です。自家焙煎珈琲を取扱っておられるお店全てにこのお話しが当てはまるか?は、定かではありませんが。豆蔵の作るガテマラに関してお話しすると、焙煎して1日目は甘味はほとんど感じられませんでした。ほのかな苦味。あと酸味と渋味も感じられました。これは焙煎度合いによっても異なりますが、どの焙煎度合いでも甘味は感じられない気がします。2日目から徐々に味は落着いてきます。苦味は最初ほど強く感じられませんが甘味も感じられず、1週間くらい経過すると少しずつ甘味が感じられるようになっていきます。敏感な方はその前から感じられるかと思いますが、出来れば2週間寝かせた方がより甘味が感じられると思いますよ。実はこのガテマラ?当初豆蔵は甘味の珈琲だとは気が付きませんでした。なぜなら焙煎したての豆を味見していたからです。商品棚の奥で飲み忘れていたガテマラ・・・既に焙煎後2週間以上たってしまったこの珈琲を友達と飲んでみました。飲んだ友達が「この珈琲はすごく甘い」と言って、疑いつつも豆蔵も飲んだのですが「確かに甘い」焙煎したての豆は甘味のかけらも感じる事の無かったので驚きましたよ「失敗は成功のもと」 失敗では無いにしても新たな発見でした。前も取り上げたブラジル系も同様で青臭い癖が消えるには寝かせるのが良いと気づいたのも同じ経緯でした。寝かせる事で甘味の増す銘柄や嫌な癖が緩和される銘柄もあると言う事ですね。そうそう・・・甘いと言えば良く耳にするモカ。モカはモカでも『レケンプティー』と言う銘柄は、深く焙煎するとかなり甘味が感じられる珈琲です。このレケンプティーは焙煎後すぐにでも甘味の出る銘柄です。ただ風味が強いのでモカの風味が好みの方なら問題ないですがそうではない方はコロンビアなどの豆とブレンドすると口当たりの良い甘味の珈琲になると思います。甘味の珈琲だけでなく色んな銘柄をブレンドする事によってより自分好みの珈琲が出来ると思いますよ。これは!と言うブレンドが出来た時は豆蔵にも教えてください(笑)モカの名前の出たので次回はモカについて少しお話しようと思います。今回のガテマラ同様話が外れてしまうかもしれませんが・・・お楽しみに(^^)※※※※※※※