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カテゴリ:過去の歴史
またまた、続きです。
えーと、なにも心配なく二女の早期教育を進めてるところでしたね。 ま、3歳過ぎると家庭保育園のカリキュラムもそうですが、とりあえず終了、てことで、 絵本の読み聞かせを続けてたくらいですか。でも、絵本も少しグレードアップ!して、 科学系のものを集めはじめてました。 あとは、しまじろうのワークブック、ですね。 これは昨日も書きましたが、二女はとてもお気に入りで、やりたいとなるととことんうるさい。しかもじっと私が見てないといけないらしくて、保育園から帰った後にこっちはバタバタと夕食を作りに入ったとこで、とてもとても面倒臭い。 しかも、しまじろうは今日はやらない、というと、今度は料理する、と言い出す始末。 今考えると、よく乗り越えたな~~と思うほど大変な時期でした。 よほど大変そうに見えてたのか、長女はあまり手を煩わせなくなってました。 学校の宿題と、公文の宿題と、声をかけなくても部屋に閉じこもり黙々とこなす毎日。 終われば三女の面倒も見てくれる。 大人になったなあ~~、公文行かせて正解だったなあ~~、と、感心してたんですが・・・ これが実はあとで手痛いしっぺがえしのもととなります。 怖いですねえ・・・TT そして、二女が4歳に近づいたころ。 私に欲が出てきました。 しまじろうでは二女は物足りないのではないだろうか・・・? 年中時代を通して、ワークブックとワークブックプラスのほうも、なんなくこなす。 どうせやるなら、もうちょっと、難しくて、考えさせる問題のほうが、いいかも。 たしかに、いつまでたっても同じような問題が続くので、見てるほうも飽きてくるんです。 数の認識や、足し算の導入も問題ないし、ひらがなもあっさり読める。 ほかのカホっ子は、どうしてるんだろう??? 調べてみると、そうです。kiraraというものをやっています。 3歳から入学前までを対象にしたプリント教材ですが、最後までやると、足し算の2ケタから3ケタまで進むらしい。(うろ覚えですが・・・(^_^;) ・・・欲しい。 が、しかし、これがまたどえらくお高い。20万ぐらいするんでしたっけ? 同等のレベルで、もう少し安いものを探してみると、でました。 七田の幼児プリント。 これなら年会費合わせても一年分1万8千円ぐらい。 評判もなかなかいいらしい。 そういうわけで始めたのが、プリントBから。 年中対象の、文字を書き始めるあたりから始まる教材でした。 始めたのは、今年の3月から。二女は3月生まれなので、ちょうど4歳になったばかりでした。 はじめたころは、すこぶる順調でした。1日3枚のところ、やりたがる時は5枚でも6枚でもやりたがる。ひらがなを書きたい、という希望があったので、文字プリントは特にお気に入りのようで、1~2冊目はひらがな、カタカナもどきの物のなぞり書きなんですが、これが終わらないとひらがなが出てこない!ということで、ものすごい勢いで終わらせてました。 ところが。 希望通りのひらがなが出てきたあたりで、様子が変わります。 自分の書きたいひらがなが出てきたところで、やりたがらなくなりました。 時期としては、3か月ぐらいしたころ。 どうやら、二女は「自分の名前」を書きたかっただけだった。 だから、自分の名前、お姉ちゃんの名前、妹の名前が書けるだけのプリントをやって、書けるようになったらやる気がなくなりました。 やりたがらなくなると、こちらもあせります。 プリントをCからDまでこなして、小学校受験するくらいの学力を持って入学する、という、今考えると意味のない夢を見ていた矢先ですし。 高いお金出して買ってるんだし、というケチくさ~~い意識もあります。 なんとかして、やってもらおう、どうしてやらないのか、1日1枚でもいいから~~! なのに、二女はガンとしてやらない。 「やりたくない」 「1日、1枚ぐらいはやろうよ」 「やだ」 「やらないなら、おやつも、テレビもなしだよ!!!」 「なんで、そんなこというの?!ママ、おかしいよ!!」 ・・・ショックでした。 その一言が、なぜかとても、胸にこたえました。 私が欲を出しすぎたことがもう一つあります。 絵本の音読をさせようと思ったことです。 三女が絵本の読み聞かせを独占し始めて、なかなか二女に読んであげられなくなってしまったので、簡単な絵本を自分で読んでみたら?と渡しました。3歳になって、ひらがなが読めるな~~と思った頃です。 本当に簡単な赤ちゃん向けの絵本を読んでもらおうと思ったのに、やたら長い、「ももたろう」やら、「どろんこハリー」を持ってきては、つまずき、挫折をすること数回。 気づいたら、読んで欲しがることも少なくなり、絵本自体も敬遠するようになってしまいました。 ちょうど同じ時期に、長女のことでも悩んでました。 公文さえやっていれば安心、幸い、小学校も1年2年通して、先生にもほめられることが多かったので、すっかり安心していたのに。 実は10円が10個あつまったらいくら?の質問に答えられなかった。 足し算引き算は出来るのに、大きな数の単元はさっぱり分からない。長さの単元でも1cmが10mmなことも、18mmが、1cm8mmになることもよくわからない。 1が10個集まったら10になる。その基本的な部分が全然イメージできないことが発覚したのです。 すごい。 公文では、3ケタ同士の足し算、引き算やってるのに。 思えば、2ケタが3ケタに変わっただけで、まるっきり解き方が解らなくなるような子で、こっちは同じことじゃない!としか思えないのに、わからない。 公文の先生に、質問したことは2度ほどあります。 なぜ、足し算の意味がわからないんでしょう。 答えは・・・やっていくうちに、わかります。みんなそうです。おかあさんは、一年生、二年生のころに、足し算の意味がわかってましたか?・・・ ハイ、分かってました。 公文の先生に質問をされた時は、記憶があいまいで答えられなかった質問でしたが、今ははっきり答えられます。 私は分かってました。 だから、足し算も引き算も、ケタが増えようが同じことなんだ、というのがわかるんです。 単位の問題も、大きな数も、とりたてて授業で教わるような話じゃないな~~と、思った記憶があるんです。 はっきりと、私は算数でつまづいた経験はありません。 だからこそ、わが子がわからない、というのが、わからない。 わからないから、教えようがない。 誰か、どうしたらわかるようになるのか、教えて~~~!!! そんなときに出会ったのが、どんぐり倶楽部のホームページでした。 「頭の健康診断」を見たときに、すぐに、長女には絶対分からない。というか、見せただけで発狂するのがありありと想像できました。 まさしく、私が探していた、ホームページ。 ここに書かれているのは、長女の姿、そのまま。 高速計算の落とし穴、これにどっぷりはまっていたのが長女。 早期教育の弊害についても書かれてました。無理にプリント学習をやらせることの無意味さ。 二女の叫びは、本物でした。 私の完敗です。 思えば、二女は0歳から3歳で鼓膜チューブとアデノイド切除の手術を受けるまで、よく発熱する子供でしたが、決まって、ドッツを再開しようとすると熱を出してました。 うっすらと感じていたことでしたが、もしかしたら、本当にそのせいだったのかもしれない。 あの時、本当に体全体で、悲鳴を上げていたのかもしれないと思うと、やりきれません。 でも、その悲鳴のおかげで、おかしい、と気づくことができた。 もしも、悲鳴を上げることもできずにひたすら自分の気持ちを押し殺すことで、母親の要求に耐える子供だったら・・・想像するのも恐ろしい。 いま、二女は、何もやらせてません。習い事もしてません。 ただ、毎日楽しそうに保育園へ通っています。 帰ってくると、おやつを食べ、テレビをみたりお絵かきをしたり時にはお料理をしたり。 好き勝手に遊んでます。 絵本については・・・ 「読みたかったら、いつでも読んであげるよ、まだ、自分で読めなくってもいいんだよ」 と、声かけしてみましたが、まだなにかしこりが残っているように感じます。 ひらがなの練習もしてません。 本人は、漢字を書きたい、といって、暗号のような文字?を紙いっぱいに書くことが多くなりました。中にはたまたま、本当に漢字になっているものも交じってます。 ときどき、気が向くと漢字塗り絵をあげてます。読み方は教えてません。 ただ、小学校へ行ったら、漢字いっぱい、教えてくれるからね、楽しみだね、と一言。 二女は、素直に、 「小学校行くの、楽しみ~~♪」 と言ってくれます。 ほんの、ときどきだけ、どんぐり問題でお絵かきしてます。 答えは、出ないときもあるし、出る時もあります。 プリント学習のたぐいは一切なし。 そんなものに費やす時間はないことを、実感したから。 見ていて、とても幸せそうです。 このまま、やりたいことを思う存分、やらせてあげられる環境を与えられたら、と思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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