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うたたねの店

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mamikoro

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2004/06/30
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昨日は以前日記に書いた人とお蕎麦を食べに行った。
年上過ぎて、異性だと思うよりもお父さんである。
お父さんというよりおじいさんかもしれない。

おいしいお蕎麦があるらしく、
私が蕎麦好きなので、ぜひということだった。
蕎麦なのに1200円くらいする。高価。
でもそのお値段にふさわしいようなお蕎麦だった。

焼酎を蕎麦湯で割るやり方で飲んだ。
焼酎の辛さが、蕎麦湯でふわぁと拡散されてやさしい味になる。
意外な発見である。
これならば、まったり飲むことができる。
峠という名前の焼酎だった。


そのあと梅田で飲む。
何でも私に教えたがる人で、以前『男というもの』(渡辺淳一)を貸してくれた。
「読み終えました」と彼に返す。
「理解できた?」と聞かれた。
私はきっとウブに見えるのだなぁ。
きっと何も知らないように見えるのだなぁと思う。

理解できすぎて、ため息でました。(と内心思った。)

私はいつも男性に何も知らないように思われて、
いろいろ教えたがるみたい。
お世話をしたがるみたい。
5歳くらいの子供に教えるみたいに、いろいろ教えてくれる。
知っていますよ、それくらい、と思いながらも
真面目に聞く。

なぜかいつも、私は相手の保護心理をついてしまうみたい。

「おまえが心配で心配で仕方がない」と言われる。
相手の心に私が忘れ物をしてしまうのか、
心の中にひっかかってしまうみたい。私の存在が。

私は飲み友達のように思っているのだが、
彼は私をどう思っているのか疑問。
彼は自分自身が私に負担になっていないのか?といつも聞くのだが、私は負担に思うほど彼に対して思い入れをしていないのかもしれない。

須賀敦子の本を読むことを約束して別れた。
私が彼にすすめておいて、私は読んだことがなかった。
須賀敦子の本を本屋で見つけて、
なんとなく彼が好きそうだと思ってすすめたのだった。
それが本当に彼の好む文章だったので、驚きだった。

彼とは食べ物の嗜好も本の嗜好も似ていた。
だから一緒に飲むのが楽しいのだ。





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最終更新日  2004/06/30 12:01:12 PM
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