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昨日はお茶のお教室の初釜でした。
私は3年前からお茶を習っているのにかかわらず、 昨年もその前の年も都合が悪くて初釜は欠席でした。 だから、この日がどんなに待ち遠しかったことでしょう。 私はお次客をさせて頂きました。 正客の隣でしたので、正客と亭主のやりとりがすぐ近くで見られてうれしかったです。 まず、みんなで、赤い杯でお酒を飲んでお祝いした後 運ばれてきたお吸い物と、スルメと梅干を頂いて (海のものと山のものをいただくので)その後、花びら餅をいただきました。 花びら餅は、ごぼうや白味噌が入っていて、とっても不思議な味でした。これはお正月に頂く和菓子です。 今では家元ぐらいでしか、食べないのだとか。 お濃茶を飲んだ後、薄茶を飲みました。 これはお濃茶を飲んだ後の、お口直しです。 薄茶の前には干菓子です。 何も無しにお茶を飲むことはありません。 お茶事はこのように、色々なことをするので 結構時間がかかります。 いつもお稽古でしている、薄茶のお稽古はこのお茶事の一部なのです。本当はこの長いお茶事がお茶の本式なのです。 普段は見られない高価なお道具を扱いながら、ああお正月だなぁとうっとりとすることが出来ました。 お道具は犬の絵の描いてある器、掛け軸には『無事是貴人』と書いてあるものでした。お香合はおたふくです。 先生が『無事是貴人』の掛け軸を選んだのは、昨年色々災難があったので、今年は何も悪いことがないようにと思ったのだそう。 昨年旦那様が亡くなられたり、泥棒が入ったり 先生は災難が続きました。だからそんな心境になったのですね。今は何もほしいと思わないと仰っていました。 * その後その言葉を本で調べたところ 欲望のない心のことだと書いてありました。 お正月の贅沢さからはかけ離れた言葉ですよね。 私もその言葉を大事にしたいなと思いました。 色々欲があるから、悩みが出てくるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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