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こんにちは。やっと週末がきました。
さて、今日は”転がし”について。 転がしとは皆さんご存知のように、的中したらその全額あるいは一部を次のレースに賭けて、できれば雪ダルマ式に増やそうということです。平均2倍の配当を連続5回当てたとすると、全額賭ける場合は最初の資金の2の5乗すなわち32倍になっているということです。つまり、初回賭け金が10000円だとすれば、成功した暁には32万円になっているということです。 しかし、連続して的中することの難しさはみなさんよくご存知でしょう。3回くらいは転がることはよくありますが、4回以降となるとかなり難しい。単純な統計モデルで考えてみても、コインの裏表を当てる場合、同じ面が続けて5回でる確率は1/32です。競馬の場合、対象とする馬券の種類によりますが、最も確率の高い8頭立てのレースの複勝であっても、3/8の5乗で0.0074となります。連勝複式ではさらに確率は低くなります。(もし、あなたが的中率100%という馬券術をおもちならば、話は別ですが...。) また、仮に4回連続的中したとして、5回目にその全額を賭ける勇気があるか、ということも問題になります。先ほどの初回投資金10000円の場合、5回目は16万円を賭けることになります。1レースに数万から10万賭けるようなお金持ちならば、問題にはならないでしょうが、私のような普通の競馬オヤジには無理です。 以上のことを考えれば転がしで利益を出そうとすれば、3回転がったところで最初からやり直す、あるいは全額ではなく利益の一部を賭けていく方法をとるほうが資金パンクとか精神ストレスの心配が少ないのではないかと思います。 昔、ある競馬雑誌でみたことがありますが、もしあなたの馬券術の的中確率がP(Pは0.53以上が必要)であれば、q=2.1×p-1.1の式で得られるqの割合の賭け金を賭けつづければ資金は増えていくというものがありました。たとえば的中率55%の場合、2.1×0.55-1.1=0.055となり、資金の5.5%を賭けつづければよいということになります。以前、シミレーションしたことがありますが、的中時の平均配当が2倍以上ならよいようになりました。しかし、的中率55%という数字をクリアできる馬券術を持っている方ははたしてどのくらいいるのでしょうか。現実的に可能な馬券の種類は複勝でしょうが、平均配当2倍はクリアできそうもありませんが。「オレの馬券術は的中率60%で、平均配当は3倍だ」というひとがおられたら、試してみてはいかがでしょうか。 明日は土曜日。日曜日には今年最初のG1 フェブラリーSがあります。みなさん、ぜひ的中させましょう。 明日は、”競馬予想”のコーナーに軸馬予想を書きたいと思いますので、興味ある人はみてください。 それでは、また。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年02月18日 08時22分40秒
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