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カテゴリ:オーディオ
昨年-10月13日ですが、オーディオ界、きっての重鎮 菅野沖彦先生がお亡くなりになられました。その彼、独特の切れ味鋭いオーディオ評論は、まさしく ドンと呼ぶにふさわしい先生でした。マッキンをこよなく愛されて、、、、まもるくんも、2008年、2009年でしたか、東京オーディオショーで菅野先生の講演を最前列でお聞きしたのが、が今でも忘れられませんね。オーディオを一つの芸術 としてとらえた鑑識眼は、見事で。もうこういう素晴らしい方は二度と出てこられないのでは? というくらい魅力的な先生でした。
幾つか、懐かしい記事とかを、、、 【訃報】オーディオ評論家・菅野沖彦先生、ご逝去 菅野先生写真付き まもるくん 東京インターナショナルオーディオショウ2008 行って来ました^^ 菅野先生写真付き まもるくん 2009 東京オーディオショー 最終回 更に、まもるくんが未だに使っている、ケンウッドKA-1100SD についての記述も。 プリメインアンプのベストバイ Posted by audio sharing on 1984年12月15日 菅野沖彦 ステレオサウンド 73号(1984年12月発行) 特集・「ジャンル別価格別ベストバイ・435選コンポーネント」より プリメインアンプの価格ランクは4段階に分れているが、大ざっばにいって、価格の低いものにはスピーカーのドライブ能力の大きいもの、高価格クラスには、音の味わい、魅力、品格といったものを重視する見方をしたつもりである。したがって、8万円未満からは、一機種だけ、オンキョーのA817RXを選んだが、これは、このアンプが、この価格で大変力強く、豊かな音を聴かせる点で傑出したものだと思うからだ。もちろん、音色に非音楽的な癖が強かったりしては、いくら力強くても駄目だと思うが、このアンプの音は適度な華麗さと暖かさのバランスをもっていて聴き心地のよいものだ。 8万〜13万円のゾーンは、プリメインアンプの激戦領域だけあって、優れた製品が目白押しに並んでいる。全体で10機種という枠の中で、6機種が、このゾーンからのものとなったのは必然だと思っている。 中でのベストはケンウッドKA1100SDで、この音の洗練度の高さは、倍の価格でもうなづける。強靭な質感と繊細さ、そして豊かなプレゼンスをもち立派なものだ。NEC/A10IIは残念ながら親しく聴くチャンスに恵まれず、私には未知である。ユニークなのは、ラックスLV105で、スピーカードライブ能力の点で、やや弱さがあるので最音点にはしなかったが、この音の質感は他のアンプ群とはちがう自然さをもち、音のニュアンスう味わい深く再生するコニサー好みのものである。テクニクスSU−V10Xは、滑らかで透明な従来のテクニクスアンプに厚味と力強さが加わって、なかなか魅力的。サンスイAU−D707Xは、607Xのような空間感の漂いとは一味違ったソリッドな音で明る過ぎず、暗過ぎず、中庸の堅実型である。 13万〜20万は、プリメインアンプとして標準を越える魅力が必要。この点、ヤマハA2000の内容外装共にきわめて洗練された美しさと能力の高さは評価しないほうがおかしい。サンスイAU−D907Xは、その充実のサウンドが超えている。 20万以上は音の趣味性が必要な領域で、ラックスL550Xは50Wと小出力ながら、その音の熟成ぶりが断然光っている。E302はこれと対照的な輝やかしく艶やかなグラマラスな音。 ご冥福お祈り申し上げます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.03.24 22:41:12
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