ピンキリ和三盆
今日は本当はコンタクトレンズ用品を買いに行ったり、風呂用洗剤を買いに行ったり、夫のオーダーワイシャツが出来たので取りに行ったり、夫の夏用のスーツが出来上がっているので取りに行ったり、夫の靴用栄養クリームを買いに行かないと(※ウチの夫は本当にカネがかかる…おしゃれでステキ。)…とまあ色々用事があったのだがなんだか面倒くさくて行く気にならず。連日の酒席でへろへろだった夫を朝最寄りの駅まで搬送した以外は家にこもって洗濯などして鬱々と過ごした。たまにはそういう日もあるのだー。先日『とらや』製の和三盆糖・『推古』を頂いた。先様のお祝い事で頂戴したので紅白の色も美しい干菓子である。法隆寺金堂の欄干に見られる卍くずしの模様をかたどっているそうでその模様も品があり趣を感じさせる。 そっと舌に乗せればほろり、さらりととろけその口当たりが何とも心地よい。この口どけの良さは和三盆の命ですね。実は先日横浜高島屋でも買ったのよ、和三盆糖。香川からの出店で、ほんわりとした香川弁のおじさんがおまけをくれたりしました。 雛人形やぼんぼり、小さな梅や貝の形をかたどったのが愛らしくてお雛様の時期に玄関にちょっと飾ってもいいなあと思って。でも過日高島屋の和三盆を食べてあらららら?と首をかしげてしまっていたのだ。口当たりがブドウ糖のような感じ。昔親類から定期的に和三盆をもらうことがあって我が家ではお馴染みのお菓子なのであったが(だから食べた時のあの特徴のある溶け方や味は舌にしっかり感覚が残っているのだが)この香川直送(?)の和三盆は口に入れてもさらりと溶けない。がりん とかじれそうなカタい食感がちょいとある。ごそっとした後味が残ってしまう。いやー、知らなかった、和三盆糖もピンキリってあるんですね。『とらや』はだんぜんピンです。さすが老舗 と素直に感嘆。今週は家庭訪問週間。この春他所の小学校から異動していらした若い女の先生がちびすけの担任となった。我が家にはおとといお見えでした。どうぞ とご案内したら「いえ、玄関で…」とおっしゃったので、キッチンに用意しておいた三年番茶とピンの方の和三盆を玄関でお出しした。あれこれお話して、和三盆は懐紙に包んで差し上げました。 若々しい先生の一生懸命さが伝わってきました。卒業までガンバレ、先生も子ども達も。みんなでピンを目指そう。