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子どもを守る目@文京区

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July 7, 2013
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 7月6日の午後6時から、第六回シンポジウム「いじめない、いじめられない子•育て」を開催しました。その内容について、レポートします。

 子どもにまつわる暴力には、虐待だけではなく体罰やいじめもあります。
最近のいじめは、昔のいじめの様相とはかなりかけ離れています。
 ネットやゲームの影響もあるでしょうし、(親が気を遣って)小さい子ども同士のぶつかりあいやケンカもさける傾向にあるので、ぶつかったときのコミュニケーション力も低下しているようにも見受けられます。
 そして何よりいちばんの問題は、いじめの様相が深刻化していることの影響もあると思いますが、「傍観者」が増えてしまったことでしょう。
 そして、いざ実際に問題が起きたときに、親同士や先生と恊働で解決するのはなかなか難しく、対立関係になりやすい、というのもあります。忙しさのあまり、親同士や先生との対話の機会もあまりないので、恊働できるベースとして必要な信頼関係も築けていないのが現実です。

 今回、子どもへの暴力をなくすことを目的にしている子育ての考え方「ポジティブ•ディシプリン」をベースに、いじめ予防のために私たち大人に今、何ができるかを、みんなで考えてみる勉強会を開催しました。講師は、子どもの人権に詳しい田沢さん(子どもすこやかサポートネット)と、虐待防止の活動仲間の落合さん(ママリングス、ポジティブディシプリン研究会代表)でした。

 いじめの問題を考えるうえで、すごく難しかったのは、加害者の親と被害者の親のどちらの立場かで、予防への考え方も随分変わってくることです。
 それは、まさに虐待問題における加害者の親の立場に立つか、被害者の子どもの立場に立つかで対策も支援も全然違ってくる、ということにも通じるものがありました。

 また、いじめの原因としては、加害者である子どものストレスや体罰を受けて育ってきたなどの問題も大きいので、「いじめない子を育てる」ということにおいては、親にできることはあります。まさに、「たたかない、どならない」子育てを実践することも予防策のひとつになりうるでしょう。
(ちなみに、子どもがいじめにあってるかどうかを見抜くときも、虐待を受けている子どもを見つけるのと同じようなことがポイントになります。)

 ただ、「いじめられない子」には、育てようと思っても育てられません。いじめの被害者には、いつでも誰でもなりうるからです。
 じゃあ、どうやって「いじめられない子」を増やすか。
 そのためには、子どもたちのなかに「傍観者」を減らすことです。
 そのために、私たち大人にできることは様々あります。
 親が子どもの声を聴けること。親子の間で良好なコミュニケーションがとれること。信頼関係が築けていることなどが前提になりますが、「子どもの主体性を伸ばす」ことが、そのひとつ。
 なぜ、傍観者を減らすことが、いじめ問題の解決のカギになるか。それは、いじめ問題は、どれだけ悪戦苦闘しようと、親の力だけで解決は「無理」だからです。子ども同士で解決できないことには、いったんおさまろうといじめ問題は続くことが多いのです。主体的に動くことのできる子を増やすことは、いじめ予防の大きな効果につながるのではないでしょうか。

 また、いじめの被害者になってしまったとき。
 これは、みなさん、真剣に考えておられました。お子さんが、壮絶ないじめの被害にあわれたというお母さんが何名かいらっしゃいましたが、経験談を伺って思ったのは、まず、親がお子さんの絶対的な味方であること、家が安心できる居場所であることの大切さでした。
 そしてさらに、いじめの問題は、子どもを守るから一歩進んで、子どもの環境を動かさないと解決には至りません。(「いじめでお子さんが亡くなった場合は、親は何でもできるんですよ」という発言がとても印象的だった)
 そのために、「親のコミュニケーション力」はとても重要なのではないか、と思いました。(いろんな価値観や考え方の違いを乗り越えて)子どもの親同士や先生との対話ができないとダメ。さらに、居場所づくりや他の選択肢を用意することも、ときには大事。親同士のつながりがあったり、親子の居場所が地域にあったりすれば、そもそもそこがセーフティネットにもなりうるし、解決のための大きな力にもなるでしょう。

 私が参加したテーブルで得たのは上記のようなことでしたが、他のテーブルでも、「(思春期になるとしゃべらなくなるだけに)子どもとの会話をふやそう。家の中での風通しをよくしたい」「人の子も自分の子と思うこと。地域の人とのつながりも深めたい」など、短い時間でしたが、白熱した話し合いがなされていました。そして、終わったあとも、会場は話し足りない方々が、熱心に情報交換をされていました。

 勉強会には、練りマックスさんも参加してくださり(ふつうに座って熱心に聴いてくださっていました)、最初は遠巻きに見ていた子どもたちも喜んでおりました。文京区在住の善家里絵さんの「信じる力」という歌や三線の伴奏による沖縄の子守唄もまた、すばらしかったです。
 
 みなさん、ハードな話し合いでしたが、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

 
 





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Last updated  July 8, 2013 10:02:05 AM
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