テーマ:PSP発売!!!!(263)
カテゴリ:PSP News
11月1日の日本での発売を前に海外で先に発売されたPSP goですが、ある程度販売データがそろってきたのかいくつかのサイトでPSP goの現状を示すようなニュースが掲載されてきています。
KOTAKU - Sony: PSP/PSPgo Sales Triple at Some Retailers
Edge - Digital Distribution To Outstrip Retail In Three Years
GamesIndustry - "PSPgo will fail miserably" - McCabe
通常新製品が発売になると発売直後は販売が上向きます。PS3Slimが発売される前は世界的には販売が成功したと言えないPlayStation3も発売日は完売続出の大フィーバーでした。あの頃はこんな無様な結果に陥るとは思いもしませんでしたね。 PSP goも発売直後は本体の台数もさることながら、ソフトウェアはダウンロード購入するしか手段がないわけですからPSNでの販売数が増加するのも当然です。問題はその持続性でしょう。 ソニーはPSPの販売台数を、値下げされたPSP-3000とPSP goとを分けては発表しないようです。もちろんどちらもPSPです、として合算することは間違ってはいないと思いますが、PSP goを今後のメインストリームとして本気で販売していこうとするならば、あるいは販売的に成功すると踏んでいるならば販売台数のカウントを分けて発表できるでしょう。それをしないところにソニーのPSP goへのスタンスが垣間見えます。 ソニーの携帯ゲーム機の将来の姿を模索するためのテスト販売というスタンスが。 PSP-3000が16,800円、PSP goが26,800円と1万円もの価格差があるものを同一機種として販売台数をカウントしていいものでしょうか? ダウンロード販売のシェアが増える可能性はあるとは思いますが、Edgeが伝えるような販売台数の減少を穴埋めできる程の増加が見込めるかには疑問符を付けます。 AppleのiPhone成功実績=PSP goのダウンロード販売の成功と無理矢理結びつけているように感じますが、iPhoneとPSP goには根本的な違いがあります。 それは・・・ 毎日持ち歩く携帯電話か否か、です。 皆さんの周りにiPhoneを持ち歩いている方は大勢いると思いますが、電話機能のないiPod Touchを持ち歩いている人、いますか?いませんよね。 Appleがダウンロード販売に成功したのは持ち歩くのが前提の携帯電話だからです。いつでもどこでも常に持ち歩いているということはダウンロード購入や、購入したゲームのプレイをいつでもどこでもできるから、ということに他なりません。その分購入機会も増えるのは自明の理です。 さらにAppleはダウンロード購入に対する敷居を低くする努力をもっと以前から行っています。そう、iPod+iTunesでの音楽販売です。iPod自体は2001年に第1世代が発売されていることから、スティーブ ジョブズ氏は今日のApp Storeでのダウンロード販売のための種まきを2001年から行っているのです。 ではソニーは…PSP goでいきなりダウンロード販売オンリーへの突入を宣言しましたね。数ヶ月前のことです。人様(Apple)の敷いたレールの上を何の努力をすることもなく走り出そうとしているのです。 そんなPSP goが成功するはずがありません。 成功するとすれば、やはり携帯電話機能を付加するしかありません。 3Gネットワークを経由して、無線LANがなくてもいつでもどこでもネットにつながるPSPでなければ成功しません。 FreePlay氏のおかげでPSP goは一部で盛り上がりを見せていますが、全体のユーザー数からするとほんの一部でしょう。本体をbrickさせては買い増しするような変態ユーザーを当てにしていても全く販売的成功には寄与しません。 PSPは是非携帯電話機能を搭載すべきです。ただし本当に欲しいのは電話をする機能ではなくエリアカバー率ほぼ100%の3Gネットワークとウェアラブルギア(常に身に付ける、の意)機能です。ソニー・エリクソンという会社があるわけですから活用しない手はありませんよ。ソニーさん。 ←応援お願いします→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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