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カテゴリ:受験
こんにちは。 富裕層向け学習塾で3年以上勤務し、100組以上のご家庭、200人以上の生徒を見てきたマモ~です。 最近、ある興味深い現象に気づきました。自習室での生徒の振る舞いを観察することで、おおよその成績の良し悪しや、これからその生徒の成績が伸びていくか否かが予測できるようになってきたんです。 もちろん、100%的中するわけではありませんが、ある程度の精度は高まっていると確信しています。 今回は、成績が良い子・悪い子、伸びる子・そうでない子の特徴について、具体的なエピソードを交えながらお話しします。 成績が良い子・伸びる子の特徴 1. 手を動かし続ける 成績が元々良い子、もしくはこれから伸びていく子の最大の特徴は、自習室で常に手を動かしていることです。 問題をちゃんと教材と向き合って解いているんですね。これって意外と難しいんですよ。 ただ眺めるのではなく、実際に手を動かして問題を解く。これができている子は間違いなく良い子です。 2. 集中力が高い 私たち講師は時折、生徒が真面目に自習をしているかどうかを確認するために自習室を巡回します。 面白いのは、成績が良い子は巡回されても振り向かないんです。もう問題を解くことに没頭していて、周りが見えていない。 そんな風に勉強にのめり込んでいる子を見ると、「あぁ、この子はきっと伸びるな」と思います。 3. 電子機器を使わない(または最小限) これは個人的に最も重要だと考えている点です。スマホやiPadのような電子機器を自習室でいじらないんです。 もちろん、親御さんとの連絡のために時々使用する必要はありますが、そういった子は自習室の外に出て短時間で済ませます。 最近では学校からiPadを支給されているケースもありますが、そういった場合も使用は最小限。宿題をこなすために必要な時だけiPadを使い、それ以外は従来の教材やプリントに取り組んでいます。 成績が伸びない子の特徴 1. 手を動かさない 成績があまり良くない子、なかなか伸びない子の特徴として最も顕著なのは、手を動かしていないことです。 教材やノートを眺めているだけで終わってしまうんです。これが危険なのは、問題を「分かった気になる」こと。 でも、本当に理解できているかどうかは、自分の力で問題を解いてみないと分かりません。結果として、テストでは良い点数が取れないという悪循環に陥ってしまいます。 2. 動画視聴に頼りすぎ これも典型的なパターンです。動画を見ているだけで勉強した気になってしまう。 でも実際は、動画視聴の最初の10分くらいしか集中できていないことが多いんです。勉強関連の動画を見ているから勉強をしているという考えは大きな間違い。身になっていないケースがほとんどです。 3. 「楽したい」という思考 こういった行動の根底には「楽したい」という考えがあるように思います。教材を眺めるだけ、動画を見るだけで「勉強している感」を味わえる。 または周囲に勉強しているところを見せつけられる。でも、それでは本当の意味で身につきません。 4. 集中力が続かない 興味深いのは、こういった子に限って、私が自習室を巡回するとちらちら見てくるんです。これは単純に、目の前のことに集中できていないから。 または、ちょっとした後ろめたさがあるからかもしれません。巡回中にこちらと目が合ったり、ちらっと首が動いたりする子は、大抵成績が伸び悩んでいます。 アドバイス これらの観察を踏まえて、いくつかのアドバイスをさせていただきます: 1. 電子機器は遠ざける スマホやiPadなどの電子機器は可能な限り使わないようにしましょう。どうしても必要な場合は、休憩時間に限定するなど、ルールを設けることをおすすめします。 2. 集中環境を整える 視覚や聴覚の刺激で集中が乱れる場合は、一蘭ラーメンのような仕切りのある環境を作ったり、耳栓を使用したりするのも効果的です。 ただし、ワイヤレスイヤホンで音楽を聴くのはお勧めできません。音楽に気を取られて集中力が落ちてしまうことが多いからです。 3. 手を動かす習慣をつける ただ眺めるだけでなく、実際に問題を解く。これが最も重要です。理解したつもりになるのではなく、実践を通じて本当の理解を深めていきましょう。 最後に、これらの特徴やアドバイスは私の経験に基づくものです。すべての生徒に当てはまるわけではありませんが、多くの場合で有効だと感じています。あなたの学習にも何かしらの参考になれば幸いです。 それでは、良い一日を。
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最終更新日
2024.08.26 09:57:20
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