満たされない時代に、「足るを知る」を考えてみた
マモ〜です。いかがお過ごしでしょうか。今回は「足るを知るには」というテーマで話していきます。これまで私自身も、「足るを知る」ということをかなり意識して生きてきました。……といっても、実際に意識しはじめたのは最近かもしれません。きっかけは『サイコロジー・オブ・マネー』という、お金と心理学をテーマにした本でした。サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット [ モーガン・ハウセル ]この本では、「最終的にお金に恵まれる人はどんな人か」ということを、いろんなエビデンスや事例をもとに論じています。その中で出てくるのが、結局、「足るを知る」という話なんですよね。人間の欲望ってキリがない。足るを知らないと、いつまでたってもお金は貯まらないし、投資もできない。どれだけ高収入でも、それ以上に欲望にまみれて出費してしまえば、結局は破産してしまう。そんな内容でした。本の中に「収入 − エゴ = 貯金(資産)」という式が出てくるんですが、これが本当に腑に落ちたんです。それ以来、日々の生活の中でもよく思い出しています。とはいえ、「足るを知る」って、具体的にどうすればいいんだろう?そうも思っていました。結局、一度は自分の“欲望のコップ”を満たしてみないと、どのあたりで「足りる」と感じるかが分からない。でも、それをやりすぎると破産しかねない。そんなジレンマもありますよね。そこで最近読んだ本が、楠木建さん(経営思想家・経営学者)の『楠木建の頭の中 仕事と生活についての雑記 [ 楠木 建 ]』。この本の冒頭にも「足るを知る」関連のテーマが出てきます。楠木さんも同じように、「足るを知ることは大事。でも、どうすればそれを実感できるのか?」という問いを立てています。そして、ひとつの答えとして挙げていたのが、「羨ましいものを見たときに、“そんなにいいか?”と自分に問う」という考え方。例えば、道を走るフェラーリやランボルギーニを見て「いいなぁ」と思ったとき。その直後に、「でもそんなにいいか?」と自分に聞いてみる。そして「いや、別にそうでもないな」と思えたら、それは自分にとって“足りている領域”なんですよね。逆に「やっぱりいいよな」と思うなら、それは自分にとって必要なもの。この発想、実は自分も無意識にやっていたなと思います。たとえば、妹夫婦の結婚式のとき。自分の両親と妹夫婦でディズニーのオフィシャルホテルのスイートルームに泊まっていたんです。確か・・一泊十数万円、ベッドが4つもあって広い部屋。でもそのとき、不思議と羨ましさが全くなくて。むしろ「このスペースもったいないな」とか、「お金の使い道、他にあるよな」と思ってしまったんです。だから自分は旅行でもホテルの広さとかラグジュアリーさにはこだわらない。正直、「風呂入って寝られればいいよね」くらいの感覚です。車も同じ。もともと運転が好きじゃないし、できれば一生運転せずに済ませたい。乗るなら軽自動車で十分。高級車には1ミリも興味がありません。不動産もそう。所有するってかっこいいけど、失う恐怖や管理の手間を考えると、まったく憧れがない。「羨ましい」と思ったことがないんですよね。家も同様です。テレビで「広い家に住んでます!」っていう特集を見ても、全然羨ましくない。広いスペースって、結局“余計なもの”で埋まっていくんですよ。掃除も管理も大変だし。だから「2LDKくらいで十分」と本気で思っています。アクセサリーや時計、ブランドバッグにも興味なし。一時期腕時計をつけてみたけど、最終的に「邪魔」でやめました。今は結婚指輪すらつけていません。シンプルが一番。ユニクロ最高。GUも最高。ただ、「いいよね」と思うものがまったくないわけじゃない。たまに心から惹かれるものもあります。そういうものにだけお金を使えばいいと思っています。唯一といっていいほど、自分が「いいな」と思うのは本です。本に囲まれて暮らす人を見ると、ちょっと憧れます。快適な椅子に座って、1日中読書できる時間。それは本当に欲しい。食も似ています。高級料理を一人で食べたいとは思わない。高級寿司に行くなら妻や娘と一緒に行きたい。一人ならカレーとかラーメンとか、千円くらいの定食で十分です。以前、一人でちょっと高めの海鮮丼を食べに行ったことがあって。美味しかったけど、なんだか“もて余した感じ”があったんですよね。「美味しいものって、誰かと分かち合ってこそだな」と思いました。そんなふうに、「足るを知る」って結局、「自分にとって本当にいいのか?」「自分の価値観に合っているのか?」。そうやって一度立ち止まって考えることなのかなと思います。それがわかれば、「足りているもの」と「そうでないもの」が自然と見えてくる。そんな気がしています。まとまりのない話でしたが、何かの参考になれば嬉しいです。最後まで読んでくださって、ありがとうございました。それでは、良い一日をお過ごしください。