宿題をやらない子どもとの向き合い方
こんにちは。富裕層向け学習塾で働いているマモ~です。今回は、多くの親御さんが悩んでいる「宿題をやらない子ども」との向き合い方についてお話しします。現実の厳しい状況私の勤める塾では、宿題をやってくる子の割合は半分にも満たないのが現実です。この状況は多くの親御さんを悩ませていることでしょう。私の基本的な考え方個人的な意見を述べると、宿題をやるかやらないかは本人の自由だと考えています。これはアドラー心理学でいう「課題の分離」という考え方に基づいています。宿題をやらなかった結果の責任を負うのは子ども自身であり、親や周囲の大人ではありません。しかし、親御さんの立場からすれば、そう簡単には割り切れないでしょう。そこで、具体的な向き合い方をお伝えします。宿題の目的を考えるまず大切なのは、なぜ宿題が出されるのかを子どもと一緒に考えることです。主な目的としては、授業内容の定着があります。また、自学時間の使い方を示すという役割もあります。さらに、学校では成績評価の材料として使われることもあります。未来を想像させる次に、宿題をやった場合とやらなかった場合の未来を想像させることが効果的です。例えば、宿題をやれば、テストで良い点が取れたり、大人に認められたりするかもしれません。一方、やらなければ、授業内容が定着せず、点数が下がったり、志望校合格が遠のいたりするかもしれません。このように考えることで、子ども自身が宿題の意義を理解し、取り組む動機づけになります。宿題の取捨選択ここが重要なポイントです。全ての宿題が意味があるわけではありません。例えば、公立小学校でよくある「同じ漢字を10回書く」ような宿題は、中学受験を目指す場合はあまり意味がないかもしれません。親御さんも一緒に、「この宿題をやる意味はあるのか?」を考えてみてください。場合によっては、勇気を持って宿題を「切る」という選択肢もあるのです。まとめ宿題との向き合い方は、単に「やらせる」だけではありません。子どもと一緒に目的を考え、意味のある宿題を選び、取り組む姿勢を育てることが大切です。時には、親が「この宿題はやらなくていい」と判断することも必要です。これらの方法で、宿題を通じて子どもの自主性や判断力を育てていけるのではないでしょうか。宿題は単なる課題ではなく、子どもの成長を促す機会として捉えることができます。最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。良い一日をお過ごしください。