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Manachan's World-東京下町日記

首都ワシントン訪問記(2005/4/28)

首都ワシントン訪問記(2005/4/28)

先週末、ついに、大アメリカ帝国の首都・ワシントンに行ってまいりました。そう、ホワイトハウスやペンタゴンがある、誰でも知ってるあの都市です(米国の首都はニューヨークじゃないよん)。

私がワシントンに行こうと思ったきっかけは実に単純でして、私の出張先・ここノースカロライナ州ローリーという田舎町が余りに退屈なので、もっと賑やかな大都会に行きたいなあ、例えば、都会の証・地下鉄に乗ってみたいなあ、摩天楼とか、大きいチャイナタウンがある町に行きたいなあ等々・・・勝手に夢想していたのが、そもそもの始まりでした。

ですが、アメリカ大陸は実に広大です。フリーウェイを、平均時速70マイル(113km)でぶっ飛ばしても、何時間も走らないと次の都市に着けないという。広漠たる世界です。

ここローリーから一番近い、ホンモノの大都会といえばもちろん「ニューヨークシティ」。ですが、そこに至る道のりは最短で492マイル、往復すれば984マイル・・・なんと1583km!!単純往復だけで、本州の西の果て山口県から、北の果て青森県にまで行けてしまう距離を走るのです。それはあまりにも、しんどい。かといって、都会を見にいくためにわざわざ飛行機乗るのもシャクだしなあ・・・

そこで次善の策として、ローリーから片道5時間以内のドライブで行けて、かつローリー(都市圏人口120万人)より規模の大きい都市をピックアップしてみました。すると、
  • シャーロット:都市圏人口150万人、ローリーから160マイル(260km)
  • ワシントン:都市圏人口600万人、ローリーから260マイル(425km)
この2つしかない!!両方比べれば、もちろんワシントンで決まりだよね♪ということで、4月22日、金曜日の仕事帰り、ホテルにも帰らず、一気にワシントンを目指しました。




ところが、ワシントンまでの道中、2回も、こわーい現場を目撃してしまいました。

(1)バージニア州ピーターズバーグ:夜8時過ぎ、ハイウェイ上の路側帯で、二人の男性が停車中のクルマの中に押し入り、乱暴していたもよう(たぶん強盗でしょう)。怖かったので、スピードを上げて走り抜けた。

(2)バージニア州フレデリクスバーグ:夜9時20分ごろ、ガソリンスタンドで給油していたところ、15人くらいの少年少女が、マイクロバスのようなクルマから、奇声をあげながら次々と下りてきて、なにやら大騒ぎしていた。頭がイカれてるらしく、私は逃げるようにその場を去った・・・

それでも、午後10時半過ぎ、目的地ワシントンのホテルに無事到着。ここは正確にいえば、ワシントンDC(首都特別行政区)ではなく、そこからポトマック川を隔てた対岸、バージニア州アーリントン市に属する、シェラトン・ナショナルというホテルです。ちなみにアーリントンには、あの有名なペンタゴン(国防総省)のほか、日本の靖国神社や千鳥ヶ淵とよく対比される、アーリントン戦没者墓地があります。

休憩含めて5時間のドライブでさすがに疲れたので、今日は早めに寝ました。




翌4月23日、土曜日。早起きしよう、と思ったのですが身体が言うことを聞かず、しかもうちの奥さんから国際電話がかかってきてついつい長話してしまったため、ホテルを出たのは午前10時。チェックアウトを済まして、歩いて最寄りの地下鉄駅・ペンタゴンを目指しました。

地下鉄駅に行くには、ペンタゴンの南駐車場を通らなければなりません。そこには、クルマがたくさん停まっていて、場所柄、大勢の警備員がウロウロしていました。さすがに、9・11テロで攻撃された場所だからなあ。ペンタゴン界隈は、もちろん撮影禁止。私は、足早にこの場を去りました。

それにしても、ハラ減った・・・昨晩はマクドめししか食べてないし、今日は朝から何も食べてないもんなあ。地下鉄に乗り、目指した先はチャイナタウン!そこには、旨いものがたくさんあるだろうと、期待してのことです。

ワシントンの地下鉄(暗くてちょっとこわい)






ワシントンのチャイナタウン






チャイナタウンで福建シーフードラーメン食べてお腹を満たした後、私が向かった先は国際スパイ博物館・・・スパイを見世物にするのも、アメリカらしいですねえ。さすがにここは人気アトラクション。今日は午後4時まで予約が一杯で、そのうえ前売り券目当てに並ぶ人々の長蛇の列・・・結局あきらめました。

スパイ博物館前




そこから南の方角に歩くと、ワシントンの華、観光名所が集中するエリアに出ます。それが、ナショナル・モールと呼ばれる、幅1km、長さ3.5kmのエリアです。この中に、ホワイトハウス(大統領官邸)あり国会議事堂あり、リンカーン記念館あり米国国会図書館あり、そして極めつけは、スミソニアン財団が運営する15の博物館・・・これがスゴイ!世界有数の展示物を揃えた博物館も多く、二日や三日ではとても全部見て回れません。


国会議事堂




ホワイトハウス



ホワイトハウス前で列をつくる人々



ホワイトハウス前で記念撮影をする人々




ホワイトハウスは、さすがにアメリカ人の誰もが行きたがる観光地らしくて、ツアー客の数がすごかったです。おまけに場所柄、警備が厳重で、荷物チェックにすごい手間をかけていました。この様子だと、何時間かかるか分からないので、ホワイトハウス入りをあきらめて、今日の観光の目玉、スミソニアン博物館に向かいました。




スミソニアン博物館は、本当にすごい!一度は行くべきです。ここは、世界でも屈指の展示内容を誇る博物館が15も並んでいて、しかも驚くべきことに、全て無料なのです。博物館1つで10ドルくらい取ってもおかしくないのに、あえて無料で開放しているのは、やはり、アメリカ国家の威信なのでしょう。


博物館の並ぶエリア








私が今回一番印象に残ったのは、国立アメリカ歴史博物館(National museum of American History)でした。ここは2時間で切り上げる予定でしたが、展示物に夢中になって時間を忘れてしまい、4時間近くも長居してしまいました。そのため、他の博物館は駆け足で回るしかありませんでしたが・・・でも、数ある博物館のなかから「歴史博物館」を選んで正解だったと思います。


国立アメリカ歴史博物館




この博物館は、「戦争」、「大統領」をはじめ、「科学技術」、「情報技術」、「交通」、「工業」、「コミュニティ」、「ファーストレディ」など、さまざまな切り口からアメリカの歴史を紹介するものですが、やっぱり案の定・・・その背後にある価値観が、「いかにもアメリカ的」というか、「アメリカ臭プンプン」なんですよね。

特に「戦争」の展示館になると、独立以来、次から次へと現れる「敵」(英国、インディアン、メキシコ、スペイン、日本、ドイツ、イラクetc.)を正義の国アメリカが次々とやっつけて、「どうだ、我々が一番強いんだぞ!」みたいなストーリー展開になってる。

「大統領」の展示館にも、「世界で唯一の超大国」、「世界ナンバーワン」みたいな言葉がやたら出てくるし・・・そういう言葉を使うこと自体に全く屈託がないようで、そこが、挫折を知らない(?)自信過剰な若い国たる所以なのでしょう。


戦争参加を呼びかけるポスター(第二次大戦中)




原爆投下で焼け野原となった広島の写真




なんと、ベルリンの壁までここにある!




そのあと、第二次大戦の記念館(メモリアル)に行きました。


第二次大戦の記念館






次に、戦後、日本から友好の証としてワシントンに送られた、ポトマック川のサクラ並木です。もう4月下旬なので、すっかり葉桜になっていました。

サクラ並木




その後、博物館をいくつか駆け足で見たあと、地下鉄でホテルへ戻りました。途中、ペンタゴン・シティというショッピングセンターがあって、ここはなかなか賑やかでした。


ペンタゴン・シティ






ここで、ワシントンに別れを告げて、今度はその郊外にある、アナデール(Annandale)という、大きなコリアンタウンに行きました。もちろん、「旨いメシ」目当てです。ここは、さすがに全米第三位のコリアンタウンといわれるだけあって、巨大。街中にハングル文字が溢れていました。

そして、全米第三位のコリアンタウンは、期待を裏切りませんでした。

この店で食べました



メニューはもちろん、ハングルのみ




前菜のキムチがでてきて、さっそく賞味。
すげー旨い!

ノースカロライナで食べる白人向けコリアンめしとは比べ物になりません。クオリティが、いや次元が全然違います。そして、いよいよメインの「タッドリタン」(鶏の辛味鍋)が出てきました。一口含んでみると、
絶句するほどの旨さ!




田舎町暮らしで、よほど、本格的なアジアめしに飢えていたのでしょう。これが味わえただけでも、ワシントンに来る価値があると思いました。心からホカホカになりながら、雨で濡れそぼる夜のフリーウェイを、ノースカロライナに向けて帰っていきました。


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