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Manachan's World-東京下町日記

粉雪舞うウェストバージニア(2005/4/3)

昨日、遠くウェストバージニアまでドライブして来ました。



ウェストバージニアといえば、ジョン・デンバーのヒット曲「カントリーロード」(歌詞)でおなじみ。私も今回のドライブに先立って、ジョン・デンバーのベストアルバムを買い、彼の歌声を聞きながらフリーウェイを飛ばしました。

「カントリーロード」は1970年代、日本でも大ヒットになりました。私がこの歌に出会ったのは中学生の頃、「まるで天国のよう」と歌われたウェストバージニアとは一体どんな所なのか、想像をめぐらせたこともあります。とはいえ、こちとら日本から一歩も出たことのない身、「ウェストバージニアって、たぶん南柏みたいなものだろう」と思っていた・・・いやアメリカ自体が、私の想像力をはるかに超えたところにありました。

南柏(みなみかしわ):千葉県柏市、うちの実家の近くの地名です。当時はのどかな田園地帯だったんですが、最近はすっかり宅地化され、駅前にショッピングモールまでできて、すごく変わりました。

そんな私が、ひょんなきっかけでアメリカに渡り、「カントリーロード」の歌詞に出てくるブルーリッジ山脈とか、シェナンドア河を訪れることができて、本当に嬉しいです。で、行ってみると、想像以上に山深くて、自然の厳しい土地だった・・・



アパラチアの山々は、ノースカロライナ州中西部の中都市Winston-Salemから始まります。全米でも指折りの住みやすさを誇るといわれるこの都市の北の郊外から、USインターステートハイウェイ77は、北へ向けてどんどん高度を上げていきます。

やがて、ノースカロライナ州とバージニア州の境に到着。そこにレストハウスがあって、「バージニア・ウェルカム・センター」という州の観光案内所があり、パンフレットや地図がたくさん置いてありました。





ここから先は、ジョンデンバーの歌う「ウェストバージニア」の世界が始まります。もっとも、厳密にいえば「バージニア州」と「ウェストバージニア州」という二つの州があるのですが・・・実際には州境なんて関係ない。歌詞に出てくるブルーリッジ山脈は二つの州にまたがって存在していますし、私はここ「バージニア州南西部山岳地帯」と「ウェストバージニア州」を、あわせて「ウェストバージニア」と呼びます。

さらに北へ、山奥に入っていくと、途中から谷のような地形に変わります。そこにWytheville、Pulaski、Roanokeといった小都市が並び、81号ハイウェイがそれらを結んでいます。この辺が、ジョン・デンバーの歌う「ウェストバージニア」の核心部といえそうです。標高約700mあるこの辺では、4月初めというのにまだまだ春は遠いようです。

山間部なので、当然天気の変化が激しい。私は、Wythevilleからさらに北へクルマを進めましたが、いきなり、こんなとんでもない荒天に!



しかも、粉雪が舞ってきました!窓を開けると、とんでもなく寒い。粉雪とはいえ、時速100km前後で飛ばしているため、車窓からみえる風景はまるで吹雪のよう!さすがに、おっかなかったです。とはいえ、こんな荒天でも交通量は結構多かったです。

さらに高度を上げ、州境の長いトンネルを抜け、「ホンモノのウェストバージニア州」Bluefieldに到着。ここは標高800m、気候は本当に厳しく、降雪はますます勢いを増す。本来なら、ここから西方のTazewellを通り、「全米屈指の山岳ドライブウェイ」を通ってBig Walker展望台まで行きたかったのですが、それだと更に標高が高くなるし、ヘタしたら雪のなかで遭難しかねないので、あきらめて来た道を戻ることにしました。Bluefieldのスーパーでフライドチキンやパンを買ったあと、雪のなかを再び出発。

Wytheville(標高696m)の町まで戻ってくると、雪がやんで少しは穏やかな陽気になりました。それでも、寒い。たぶん氷点下2度くらいでしょうか。でも、この町は本当に美しい。散策しているうちに時間を忘れてしまうほどです。優雅な歴史建築物に溢れ、まるでヨーロッパの小都市のようです。

まずは、町の観光名所、チャーチ・ストリート。ここは文字通り、道の両側に教会が並んでいるところです。バプティスト、メソジスト、プレスビテリアンなど、各宗派の教会が一箇所に集められたようで、どの教会も長い歴史があり、建物に特色があります。





住宅地もこの通り、風致地区みたいになっています。





こういうスタイルの家って、いいなあ・・・



銀行もこの通り、とても雰囲気がいい。



なかなかインパクトのある宣伝です。



イタめし屋もありました。もちろん、ここでコーヒーを注文し、後の長いドライブに備えました。店主マリオさんは、もちろんイタリア人。ちょうど、バチカンでローマ法王が亡くなった時だったので、彼は、TV画面を食い入るようにして見ていたのが、とても印象的でした。



町のメインストリート・・・私は、後ろ髪を引かれるような思いで、このWythevilleの町を後にしました。



車は、どんどん高度を下げ、ノースカロライナの州境まで来ると、ご覧の通り、晴れ渡っていました。やっぱり、暖かいっていいことだなあ。



星条旗の右側ではためいているのは、ノースカロライナの州旗です。



で、無事に帰ってきました。今日の走行距離は、435.5マイル(ちょうど700km)でした!


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