Manachan's World-東京下町日記

2005/08/15(月)00:06

日本のキス、韓国のキス、台湾のキス

大連暮らしでありがたいのは、アジア各国のTVドラマが、ケーブルTVなどを通じて簡単に見られることです。もちろん中国のドラマが一番多いのですが、それ以外では特に韓国のドラマが多く放映され、台湾・香港のドラマも当たり前に見ることができます。ライセンスの関係か、日本のドラマはほとんど放映されませんが、それでも、街の至るところにある海賊版DVDショップや屋台で、日本ものを簡単に仕入れることができますし、また日本人向けのビデオレンタルショップも結構あります。 というわけで、大連は「TVドラマを通じたアジア各国の文化比較」には、最適の環境なのです。 特に最近、我々夫婦が注目しているのが、「キスシーン」の文化比較です。キスひとつとっても、日本、韓国、中国・台湾といったお国柄が出ていて、とても面白いです。我々が気づいたことをいくつか・・・ 1)日本のキスは、男女が目をあわさない。唇が合わさった瞬間、女性はあさっての方向を向いている。また、キス自体もごく浅く、唇の端同士が合わさるだけ。だから、「キスする気はないのに、なぜかくっついちゃった」みたいな印象を与える。 →(コメント)やっぱり、日本人は奥ゆかしいんでしょうかねえ?キスで親密度をアピールすることを「ダサい」と感じるお国柄なのかもしれません。 2)韓国のキスは、男女が目をあわせつつ、ディープキスとはいかないまでも、比較的深いキスをする。常に男性が主導権を取り、女性は受身。女性は目をつぶって男性の行動にすべてを委ね、男性は、金魚みたいに口をパクパクさせ、慌しく唇を合わせる。 →(コメント)おそらく、「男性が主導権を取るべし」という固定観念が生きているお国柄なんでしょうかねえ。ドラマのなかでも日常生活でも、韓国女性はアクティブで勇ましいケースが多いんですが、キスする時は、受身になるのが女性らしいと考えられているのかもしれません。 3)台湾のキスは、韓国のキスを男女逆転したものになるケースが多い。女性が男性の手を取り、自分から進んで唇を合わせ、韓国男性みたいに口をパクパクさせる。逆に男性は、受身で女性の行動に全てを委ねる。 →(コメント)漢民族的な、男女平等あるいはユニセックスな観念が反映されているんでしょうか?特に台湾人の場合、「男性に女性的なものを感じ」、「女性に男性的なものを感じる」ことが多いのですが、キスシーンにもそれが反映されているのかもしれません。 なお、「中国大陸のキス」も観察・分析したいのはやまやまなんですが、残念ながら、中国ドラマで生々しいキスシーンはほとんど見られません。

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