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カテゴリ:出産・育児@大連
今日は日曜日ですが、なかなか大変な一日でした。
うちの娘は、生後6ヶ月になりました。首もすっかり座り、もう少しで座れるところまできました。握る力も強くなってきたし、腕の肉もついてきたので、先日、新しい体操を導入しました。それが 両腕を持って、起き上がらせる運動 というもので、中国と米国の育児書にも、「6ヶ月になればOK!」と書いてあったので、採り入れてみました。でも、 やるんじゃなかった・・・ 週末の午後7時は、私が娘をお風呂に入れることになっています。その前に、ちょっと運動させてあげようと思って、娘を四つんばいにして、前に這わせる運動をしました。すると、いつの間にか 顔が真っ赤! なのに気づいて、急いでやめさせたら、いきなり すごい勢いで泣き出した! これがもう、過去に例を見ないほどのすごい泣き方で、どんなあやし方をしても、いつまで経っても泣き止まないので、お風呂どころではなくなりました。その後、妻が授乳したりしましたが、効果なし。1時間以上、断続的に泣いている状態が続き、さすがに、親としてもビビッてきました。その時、妻が異常に気づきました。 娘の右手が動いていない! 普段は、水を飲ませる時、右手と左手でコップを持つ動作をするはずなのに、今日に限っては、左手だけしか動いておらず、右手はピクリとも動かない。そこで、右手をゆっくり持ち上げてみると、激痛に顔をしかめて、すごい勢いで泣き出す! これは、さすがにやばい。医者に連れていくしかないと思い、支度をしました。その時点で、午後9時過ぎ。日曜のこの時間帯で開いている近くの病院といえば、「大医二院」(大連医科大学付属第二病院)くらいしかありません。そこで、タクシーを飛ばして、大医二院に直行!! 大医二院は、日本、米国、ドイツなどから、最新鋭の医療機器をふんだんに導入した、超近代的な病院です。ですが、いくら病院が新しくても、ここに診療に来る患者まで、「近代化」できるわけではありません。奴らは相変わらず、列に割り込む、人が診療していても構わずズカズカ入り込んでくる、赤ちゃんを見たら親に無断で触ってくる等々・・・最初からやりたくもない「バトル」を強いられて、気が滅入ります。 おまけに、夜の時間帯に急患で来る連中というのは、酔っ払って殴られて担ぎ込まれてきた者が含まれていたり、患者が一人だけなのに、良い年をした大人が7人も8人を無意味についてきたりして、ちょっと治安の悪そうな雰囲気。でも、この時間帯に営業しているまともな病院がここしかない以上、我慢するしかない。 私たちは、まず緊急病棟の内科に行き、外科に行き、X線撮影を行って、その後、専門医の診断を受けました。で、結論は、 脱臼が判明すると、外科の専門医は、おもむろに娘の右腕をグッと持ち上げ、左右に何度か折り曲げました。当然ながら、激しい泣き声が・・・。でも次の瞬間、 治ったよ!! 外科医の先生は、「骨つぎ」のスペシャリストだったようです。その直後、娘の右手が、いつも通りに動き出しました。大事に至らなくて、良かった!! ですが、この「手術」代は結構高くついて、160元(約2300円)もしました。大連の現地物価からすれば、1万円以上の感覚!一瞬で終わってしまう「手術」に、これだけのお金がかかるのは、ビックリ。聞くと、規則で決まっている手術料なんだそうです(注.大連の医療費の高さは、中国でも有名です)。とはいえ、保険で半分返ってきますけどね。 結論・・・「両腕を持って、起き上がらせる」運動は、娘にはまだ早すぎたようです。関節はずさないように、胴体をちゃんと持たないとね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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赤ちゃんは言葉で自分の状態を表現することができませんからね。
子供どころか結婚もしていないので分からないのですが、赤ちゃんって壊してしまいそうで、怖いです。だので、人の赤ちゃんを抱くなんてことできません。 あと。医者ってすごいですね。やっぱり。 (2006年03月13日 02時44分09秒)
抜けたのは肩ですか?子供が良く抜けるのはひじが多いみたいですよ。病院で前腕を少し動かすと治るようです。うちのこもひじが良く抜けてもう既に両肘3回ずつくらいやってますー。さすがに大きくなってからは抜けないですが一度やるとくせになるようです。気をつけてても結構簡単に抜けてしまうんですよね。小さいと骨の出っ張りがまだ小さいからなんでしょうね。
(2006年03月13日 07時43分47秒)
大事に至らなくて良かったですね。
私は2歳くらいまでは、それこそ腫れ物に触るように育ててきたので、manachanさんご夫妻のチャレンジ精神に関心してしまいました。 (2006年03月13日 08時44分13秒)
肩関節の脱臼は癖になる場合も多いですから!
私は、19歳の時に一度脱臼して以来、脱臼癖?!がついたらしく、しばらくは朝起きて伸びをするだけでも関節が外れましたよ。 私の場合は、亜脱臼程度だったので近くにいる誰かにあるポイントを押してもらえば直ぐに元通りになったのですが、一週間にニ、三度"Pop out"すればもう嫌になります。 (2006年03月13日 09時11分21秒)
でも先生がちゃんと治せる方でよかったですね~。
これを機会に中国雑技団の方のように肩を外して小さな箱に入れるようになったりして。フキンシンデスネ、スイマセン (2006年03月13日 10時08分18秒)
風流雅さん
>赤ちゃんは言葉で自分の状態を表現することができませんからね。 そうですね。それが、親としてはつらいところです。 >赤ちゃんって壊してしまいそうで、怖いです。だので、人の赤ちゃんを抱くなんてことできません。 でもまあ、そんなにすぐ、壊れるもんでもないんですけどね。 (2006年03月13日 11時39分03秒)
さりぃさん
>抜けたのは肩ですか?子供が良く抜けるのはひじが多いみたいですよ。病院で前腕を少し動かすと治るようです。うちのこもひじが良く抜けてもう既に両肘3回ずつくらいやってますー。 よく考えたら、肘でした。痛がっていたのは肩に近い肘上部でしたけど、抜けたのは肘だったようです。本文訂正しておきました。 (2006年03月13日 12時53分35秒)
大変でしたね。その後は大丈夫ですか?
(2006年03月13日 13時44分49秒)
うちの長男も小さい頃3回ほどひじが抜けました。一度抜けるとくせになるみたいです。どうぞお大事に…でも病院で早く診てもらえてよかったですね。オーストラリアだと救急と言えど何時間も待たないと駄目な気が…。
(2006年03月13日 18時41分08秒)
さりぃさんもおっしゃっていますが、一度抜けたらクセになりやすいようなので気をつけてください。
うちの父は子供を扱う仕事をしているので、骨接ぎのエキスパートになりました。 ソフィアちゃん、痛かったでしょうね・・・大事にならなくてよかったです!! (2006年03月13日 19時06分11秒)
ホント大事に至らなくて何よりでした。
さりぃさんが仰る通り、比較的ひじがよく抜けるようですが、肩の脱臼も結構多いようです。それも捻挫みたいに癖になるので注意が必要ですね。 うちの長男の時もそうでしたが、ソフィアちゃんと同い年の二男もよく方が抜けやすいので我が家も気をつけます。最近は歩行器がお気に入りで今にも立ちそうな勢いです。 (2006年03月13日 21時16分04秒)
重大な事にならなくてよかったです~
赤ちゃんってそんなに脱臼し易いんですね。 話には聞きますが、身近に脱臼した子供(友人の子も含めて)がいないので、皆さんのコメント読んでビックリ! (2006年03月14日 08時13分44秒)
今回の件、さすがにビビりましたが、いざ終わってみれば・・・。今では、何事もなかったように、元気にしてます。
(2006年03月15日 00時31分42秒)
時々ホームページ拝見しております。
今回のものは肘内障と思われます。 (2006年03月18日 10時55分39秒) |