3709129 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

Manachan's World-東京下町日記

Manachan's World-東京下町日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

フリーページ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

2024年4月23日(火) duke3さん

2024年4月 太陽計画さん

【3月運用成績】+7… かぶ1000さん

THE GAME OF LIFE むかついてきましたさん
こあらオヤヂblog こあらオヤヂさん

コメント新着

オーティズム グリーン@ Re:祝・甲府物件取得!(07/31) soup yummy +10 social credit 鈴木ソ…
Bing Chilling@ Re:大連に行きます(08/03) Social credit +100 so based 鈴木ソフ…
Wake up from the public brainwashing!@ Re:楽しいノースカロライナ(03/19) In a world full of lies, deceitful tr…
久保田賢一@ Re:女性用下着モデル考(01/22) 楽天の女性インナーによく出てくモデル
Manachan@ Re[2]:消えた湾岸ナンバー(07/13) もとい…葛飾と松戸と市川は、それぞれ別々…
2008年12月28日
XML
カテゴリ:旅行記&里帰り
皆さんの家では、家族が全員揃って好きなアーティストっていますか?

千葉にある私の実家は、月並みですが、昔から「サザン一家」。家族でドライブ行っても、サザンのベストアルバムが何枚かあれば、それで事足りてしまいます。

そんな私が所帯を持って、妻スーザンと娘ソフィアとの3人家族になったわけですが、その我が家は「藤井フミヤ一家」。私も妻も、「チェッカーズ」時代から、20年以上、ずっとフミヤ君のファンです。特に妻は、台湾や中国大陸に行って、安いCDやDVDを仕入れに行く時に、必ず、フミヤ君の曲を買ってきます。

今はYoutubeが発達して、いつでもどこでも、動画付きの曲が聞けるようになったので、わざわざお金出してCD買うことも少なくなりましたが、このYoutubeも困ったもので、一旦、曲を聞きはじめると、止まらなくなるんですね。同じ曲でも、いろんな動画があるから、ついつい、全部見ちゃう。時間がいくらあっても足りないぞ・・・。

ところで、妻が特に好きなフミヤ君の歌といえば、「True Love」、「Another Orion」と、チェッカーズ時代の「素直にI'm sorry」、「I love you Sayonara」といったところ。

特に前の二曲は、歌詞を覚えたいがために、私に、「これ、中国語でどんな意味?」と説明を求めたものです。でもねえ、Another Orionの歌詞は深遠すぎて、とっても説明が難しいんだよな・・・。

一方、私はといえば、ちょっとマイナーだけど、「俺たちのロカビリーナイト」が、一番思い出深い曲です。Youtubeでこの曲を聴くと、日本ではなく、台湾・台北市の街並みが、脳裏に浮かんできます・・・・。




「俺たちのロカビリーナイト」、この曲の存在は、台湾人に教えてもらいました。今から20年近く前、1989~90年にかけて、台湾・台北市に遊学中のことです。

台湾は、おそらく日本人にとって、世界で一番、「異国」を感じさせない外国でしょう。同じアジアの顔、共に漢字圏に属し、台北の街には日本語、日本文化が溢れる。東京の原宿みたいな街並みと、日本のファッション雑誌から飛び出してきたような少年少女たち、マクドナルドで女子高生が制服のまま、携帯でメールチャット・・・「これって、日本とどこが違うの?」と、突っ込みを入れたくなりますが、今から20年前から、そんな感じだったのです。

私の遊学当時、日本の人気グループ「チェッカーズ」は、中国語名「方格子合唱団」として、台湾の若い世代に愛好されていました。当時、日本の歌手のなかでは、「中森明菜」、「本田美奈子」に次いで、三番目くらいに人気があったと思われます。そういえば、「Song for USA」という歌がありましたね。これは、アメリカ人にはほとんど知られてないと思いますが、台湾人なら結構知ってますよ。

こんな感じで、以前から日本大衆文化の強い影響を受けてきた台湾人ですが、もちろん、日本人と違う面もあります。彼らは概して、日本人ほどシャイではなく、開放的な性格で、おしゃべり好きなので、友達がつくりやすい。だから私みたいに、日本人で台湾へ遊学した者の方が、その逆パターン(台湾人が日本へ遊学)よりもずっと、現地の友人をつくりやすいと思いますよ。

私も、台湾に上陸してから、瞬く間に、友人がたくさんできました。彼らが、日本に対して良いイメージを持っていたこともあるのでしょうが、私がロクに中国語が話せない頃でさえ、台湾人の男の子、いや女の子までもが、「今度、友人の家でパーティーやるんだけど、一緒に来ない?」と、誘ってくることもありました。私は、「中国語会話の勉強」と思って、喜んでホイホイついていくのでした・・・。

一度、こんなことがありました。台北近郊・汐止市にある友人宅でのパーティーに誘われた時のこと、私は現地まで行く足がないので、台湾人の女の子に、オートバイで連れていってもらうことにしました。もちろん、彼女が運転し、私が後ろに乗るのです。

当時の台北は、クルマ社会ならぬオートバイ社会。地下鉄もなく、誰も彼もがオートバイで移動するので、その排ガスによる大気汚染も半端ではありませんでした。だから、私もマスクをつけて、例の女の子のオートバイに乗りました。



当時はマスクだけでなく、ウォークマンもほぼ必須のアイテムでした。オートバイでの移動中、ウォークマンをガンガンかけて、時速70キロくらいで爽快に飛ばすのが、台北の流儀でした。だから、私も彼女のウォークマンのイヤホンを借りて、一緒に音楽鑑賞♪その時にかかっていた曲が、他ならぬ

俺たちのロカビリーナイト

だったのです・・・・運転者の彼女は、日本語がほとんどできなかったから、歌詞の意味も理解できないのでしょうが、でも、テンポの早いこの曲は、オートバイでの快速移動と、とても相性が良い。

台北市街を出て、松山、南港、そして汐止へと、オートバイは快調に飛ばし、景色はどんどん田舎になっていく。すでに辺りは薄暗く、コンクリで固められた灰色の街並みと、赤いド派手な看板群が、次々と視界の外に去っていく・・・イヤホンを通じて、耳には、大音量の「俺たちのロカビリーナイト」が。

♪~ドラム 叩いてた ダウンタウンのクラブ 今は~♪


台湾のねっとりした暑い空気、調理油と排ガスと生ゴミの混じったような複雑な臭いに包まれながら・・・そんな時ふと、彼女の黒髪からかすかに漂う、心地よいシャンプーの匂いを嗅ぎ分け、その瞬間、甘酸っぱい思いが、私の胸に去来する。

♪~な、み、だ  ロカビリー  好きだと叫び~♪


この瞬間が、いつまでも続きますように、と願ったその時、非情にも(?)、バイクは目的地に着いてしまいました。残念。

♪~せ、い、しゅん  だったね  ロカビリー ナイトォォォォォ~♪


でも、あれから20年近く経った今でも、私のなかでこの曲は、紛れもなく、台湾のオートバイ上での楽しいひとときを、思い出させる存在です。藤井フミヤもチェッカーズの皆さんも、自分の曲がこんなシチュエーションで使われるとは、思ってもみなかっただろうな。

今日の台湾トリビア;
台湾の「アラフォー」世代のなかには、80年代のチェッカーズを懐かしむ人々がたくさんいます。ネットオークションでも、結構いい値段で売っていますねえ(URL)。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年12月29日 00時28分32秒
コメント(0) | コメントを書く
[旅行記&里帰り] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.